頭痛・めまい

回転性の激しいめまいが止まらない「前庭神経炎」とは?治療体験談!


前庭神経炎とは、回転性の強いめまいが起きる病気です。

めまいは数時間~数日続きます。

そんな前庭神経炎に突然かかり、入院して治療を受けた体験を語ります。

わたしが前庭神経炎になった原因

わたしが前庭神経炎になった最終的な原因としては「不明」に近いものでした。

付けるとするならば…という例えで風邪を引いていて、その菌が耳の方に行ってしまい、三半規管に触れたのか、また自律神経によって血流が悪くなってしまうなどでした。
 

頸椎ヘルニアもあって首からの血流が悪く、頭痛や左手や腕の痺れもあり、発症してから一年半ぐらい経っていました。

冬場になると極度の冷えもあり、血流が非常に悪くなり、痛みとストレスで眠れない日々を過ごしていたのも原因の1つかも知れません。

前庭神経炎の症状や困ったエピソード

病気の発症は1月の寒い時期です。

前触れみたいな物があったのですが、夏になる少し前に耳が詰まる症状がありました。
 

耳鼻科へ行きましたが耳の詰りは良くならず、冬に差し掛かった11月ぐらいに霰粒腫と言う「ものもらい」のような物が出来、眼鏡もかけていられないほどに目の回りが痛くなったりしました。
 

自身は気づいていなかったのですが、時々視界がグルッと半回転ほど回っては治まると言う症状が出ていました。

目眩とは気づいていなかったのです。
 

そしてある日、突然にテレビを見て立ち上がろうとした時に、何回もグルッグルッと止まる事なく目が回り始めたのです。
 

立とうとしても視界が回っているので立てず、回転している方向に傾いていってしまいます。

目が開けていられず、目を閉じても回っている感覚があります。
 

横になったら治まると思い、寝ていたのですが、目を開く度に天井が回転しているのです。

止まらない目眩と共に、段々と吐き気が強くなりトイレに行こうとしても、既に平衡感覚がなくなっているので歩くのも難しい状態です。
 

吐き気が出だしたら、もう目眩が止まるまで吐き気も止まりません。

一人で病院に歩いて行く事は難しく、平衡感覚がなくなるので、必ず付き添いが必要です。

前庭神経炎の治療方法として行ったこと

診察を受けると何時頃から起こったのか、嘔吐もあるので食べた物も聞かれます。

先生の指を見て、目の動きをチェックされ眼振を見られます。
 

とにかく吐き気を止める為に点滴をして様子をみました。

そして脳の異常がないかどうかでCTも撮りました。
 

先生はまめに様子を見に来て、耳鳴りがしていないか、頭痛がしてないかを聞いてきました。

吐き気も落ち着き、眼振をよくチェックしに来てました。
 

一人の先生でなく、二人の先生で見て、眼振が片方だけなのか両目なのかを見ています。

CTでは異常がないと言われ、点滴をしたまま朝まで様子を見ましたが、朝になっても眼振は止まりませんでした。
 

先生からは、ずっと様子見ていたが、一応CTには異常が見られなかったから眼振が止まると思っていたけど、止まってないので朝の診療の一番で脳のMRIを撮りますと言われました。
 

目眩の一番危険なのは、脳に異常がある事で、先ず原因を潰していく最初の順番だと言っていました。

CTに異常がなくても、稀に脳の血管が詰まっている場合もあるとの事でした。
 

MRIを撮り、即、異常がないと判断された時点で耳鼻科へと移されました。
 

結局、一日経っても目眩は止まらず、家に戻っても毎日通院しなければならないし、一人で生活出来できないので余儀なく入院となりました。
 

入院は一週間を予定し、一人で歩けるようになるまでと決まりました。

5日間の通常の点滴と、2日ずれて末梢神経に効く目眩を止める為の点滴5日間の計画でした。
 

ベッドから起き上がれても歩けないので3日間ぐらいは、ほぼ看護師さんに介助されっぱなしで、診察に行くにも車椅子でしたが、車椅子で移動する時の進む速さで、すぐ酔って目が回ってました。

かと思えば、次の日に手摺り伝いに歩けたりと良い日と悪い日の交互で、歩く範囲を息なり広げたりせず、少しずつ歩きました。
 

先生は目眩が治まってきたら、歩く練習をしましょうと薦めてきました。

人間の平衡感覚は歩けば歩くほど、元に戻そうとする感覚が備わっているそうです。

前庭神経炎の治療の効果や費用について

症状はどれくらい改善したか?

5日間、末梢神経に良く効く点滴(メイロン、アデホス)をしました。

目眩は日に日に緩やかにはなってきます。

落ち着いてきたら、歩く練習を手摺り伝いで数歩から始めます。

前庭神経炎の治療にかかった日数

目眩が起こっている時間も病気の中では一番長いです。

何時間でなく、何日から何ヵ月というレベルです。
 

早くて2~3日で、大体4~5日でゆっくり歩けるようになります。

普通に歩けるようになるまでは最低1ヶ月、ふわふわした感覚が感じなくなるまでは4ヶ月はかかると言われました。

前庭神経炎の治療にかかった費用

治療、入院費、薬代で約8万円ぐらいです。

前庭神経炎に悩んでる人へのアドバイス!

目眩は一度経験してしまうと、精神面でかなりダメージを受けてしまいます。

またなってしまうのではないかと、不安にかられてしまいます。
 

前庭神経炎に限っては目眩は一度きりと聞いて、前向きにリハビリする事が出来ました。
 

何よりも一番大切なのは焦らない事です。

先生は調子の良い日は進んで歩きましょうと仰いましたが、ゆっくりと歩く範囲を広げて行きました。
 

調子が良い日もあれば、悪い日もあるのです。

けど悪い日を土台に次の日に前よりも良くなったりします。
 

これを繰り返して段々と良くなっていくそうです。
 

精神的に不安定なら相談して薬に頼っても良いと思いますが、絶対に自己判断をしない事です。

不安を取り除きながら、焦らずにゆっくりと治して行くと良いです。

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