全身疾患

風邪だと思ったら髄膜炎だった!症状がやばくて入院して治療した話。


髄膜炎は風邪と同じで熱や頭痛、吐き気などの症状があります。

そのため診断が難しいですが、放置すると意識障害やけいれんも起き、死の危険もあるかなり危険な病気です。

今回はわたしが風邪だと思っていたら実は髄膜炎で入院して治療した時の体験談をお話しします。

わたしが髄膜炎になった原因

保育園に通っている小さな子供がいるのですが、保育園で夏風邪をもらってきました。

また、同時期に主人が職場で頭痛がある風邪をもらってきたので2人の看病を1人でしなければいけなくなったのです。
 

その結果、どちらもの風邪が私にうつってしまったのですが、子供もいるので時間も無いですし「ただの風邪だから寝れば治る」と思いそのまま自力で治そうとしていたのです。

悪化する一方でしたし、看病から疲労も溜まる一方で体が風邪のウイルスに負けたのが原因です。

髄膜炎の症状や困ったエピソード

髄膜炎のピーク時の症状は頭痛が酷く、朝の太陽の光やスマートフォンやテレビなどの光を見るのも苦痛で仕方ありませんでした。

また、音にも敏感になっていて少しの音でもいつもより大きく感じて頭に響くように感じていて、子供の泣き声すら聞こえると頭が痛かったです。
 

ですが私しか子供を寝かしつけをする人がいないので、フラフラしながらも寝かしつけをしていたのですが泣かれると「こちらも泣きたいよ」と思い程に辛かったです。
 

立ちくらみも今まで感じたことがない程に酷いもので、立ち上がることができない時もありました。

壁にもたれかかりながら歩いてやっと移動できる程で、できればずっと寝るか静かな部屋で目をつぶっていたかったですね。
 

熱も高熱で、38度後半からなかなか下がってくれず、冷房をつけていても汗が止まりませんでした。
 

食欲もなく、水分を摂っても気持ち悪くなってしまうので無理に飲んでいたのですが、食事にしても水分にしても無理に摂ると全て吐いてしまうので「もう摂りたくない」と言う程でした。

髄膜炎の治療方法として行ったこと

もう体力も落ちていく一方で、冷えピタを張っても漢方薬を飲んでも考えられることを全てしても良くなる気配がなかったので病院に行きました。
 

すると「顎を下に向けると鎖骨らへんにつきますか」と言われて初めて頭が上手く動かないことに気づいたのです。

それからは「多分髄膜炎」と言われて総合病院に紹介状を書かれ、レントゲンやCTや血液検査や尿検査、最後に数値からして入院の必要があることと、髄液を注射でとって検査をする必要があると説明を受けました。
 

本人の許可がないと検査ができないということでしたが、できるだけ早く治したいと思い、腰に注射をして髄液検査を行って数値から正式に「髄膜炎」と診断されました。
 

それからは、そのまま入院するために部屋に通されました。

ウイルスが原因の病気のため、大部屋ではなく個室対応でした。
 

絶対安静と言われて何本も点滴を繋げられました。

脱水症状を起こしていたのでビタミンの入った点滴、食事が摂れるようにと吐き気止めの点滴、解熱をするための解熱作用のある点滴をメインに繋がれましたね。
 

担当の先生からは「とにかくゆっくり寝ることが大切。髄膜炎は風邪のウイルスが悪さをして脳の周りの膜の中の液の圧が上昇してしまっていることが原因。風邪のウイルスを退治する薬はないので、安静にして免疫を高めて自分の力で風邪ウイルスを倒すしかない。」と言われました。
 

熱が下がってからも髄膜炎はすぐにぶり返してしまうからと言われ、熱が下がって体調が良く感じるようになってからも退院する1日前まで点滴は繋いだ状態になっていました。

取った時と言えばお風呂に入る時くらいでしたね。
 

入院してから3日くらいはお風呂も体力を使うからか許可は出ませんでした。
 

点滴の他に薬も処方され、痛み止めと解熱の錠剤が出されました。

どちらも毎食後に飲むように指示されて退院するまで飲むように指示されました。
 

退院前には、再度髄液検査をして数値を見て良くなっているのを確認してから退院日が決まりました。
 

退院1日前には薬のみにして熱が出ないかや頭痛が出ないか様子を見て正式に退院をしましたね。

その頃にはすっかり良くなっていてぶり返すこともありませんでした。

髄膜炎の治療の効果や費用について

症状はどのように改善したか?

それからは言われた通りにできるだけ寝て休むようにしていました。
 

点滴のおかげか熱も少しずつ下がっていきましたし、吐き気止めの点滴もしているので食事をしても吐き気が襲ってくることもありませんでした。

水分もしっかり摂れるようになりましたから、喉が渇いていなくても1日2リットルは飲むようにしていましたね。
 

すると頭痛も少しずつ治まってきて頭が痛くて寝られないことも減り、夜も昼も寝る時間を作ることができました。

頭痛に関しては毎食後に痛み止めも処方されていたのでとても助かりました。

髄膜炎の治療にかかった日数

5日程入院して10日で治りました。

髄膜炎の治療にかかった費用

3割の保険適用で個室費用や食事代も含めて8万円程度でした。

ちなみに個室は1日4000円です。

髄膜炎に悩んでる人へのアドバイス!

発熱があって頭痛があるとどうしても「風邪」だと判断してしまいがちです。

ですが頭痛がある病気は風邪以外にも山ほど種類があって、放置して悪化してしまうと私のように入院しなければならないこともあります。
 

私の場合は風邪によるウイルス性のものでしたが、髄膜炎には細菌性のもなど原因が複数あります。

種類によっては最悪の場合は死に至ることもあるので早めの治療が必要となります。
 

頭痛が酷い場合は自分でただの風邪だと判断せず、すぐに病院を受診することをお勧めします。

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