咳が止まらない時は何科に行けばいい? 風邪以外の可能性は?

咳が止まらない

咳が止まらない時、病院にかかりたいけど何科に受診するべき?

市販の風邪薬を飲んだけどなかなか咳が治まらない。

そのようなお悩みや経験をお持ちの方へお答え致します。

咳が止まらない時は病院の何科にかかるべきか

医者の説明

咳が止まらない時は、呼吸器科、または内科にかかるべきです。
 

呼吸器科は気管支や肺などを専門にしているお医者さんです。

専門なので診断施設やお医者さんの知識、経験が充実している事が多いです。

咳が止まらない時はやはり専門のお医者さんに診てもらうことが大切です。
 

近所に呼吸器科の病院がない場合は内科に行くべきです。

体の内側の疾患である為、内科が良いです。
 

整形外科や眼科などのお医者さんでも診察してもらえる場合もありますが、専門外な為、適切な治療が行えない場合もありますので注意して下さい。
 

また妊婦さんや授乳中のお母さんは産婦人科、お子さんは小児科に行った方が良いです。
 

特に妊娠中の方、授乳中のお母さんは治療を行うに当たって使用できる医薬品が限られています。

咳き込みの原因、使用する医薬品によってはお腹の赤ちゃん、授乳中の赤ちゃんに重大な影響を与えてしまう可能性があるからです。
 

病院に行く前にチェックしておいた方が良い点もあります。

  • いつから咳が止まらない
  • 今、飲んでる薬やサプリメント(薬は病院から出てる薬、ドラッグストアなどで買ったOTC医薬品も含まれます)
  • 治療中の疾病の有無
  • 花粉症や食物、ハウスダスト、ダニなどのアレルギーの有無
  • 喫煙の有無
  • 家族、友人、周りの方で他に咳き込んでいる方がいるか
  • 職業(特に建築関係、土木作業を行なっているか)
  • 今、住んでる環境、自宅の建設年数

などです。
 

これらを出来る限りメモしたりお薬手帳などを持参するなども原因究明のきっかけになります。

咳が止まらない原因は?

咳とは身体の異物を外に出そうとする防御反応になります。

咳が止まらない=体内に原因がまだ残ってる可能性が高いという事になります。
 

その原因は大雑把に7つあります。

  1. 菌やウィルス
  2. 花粉やハウスダスト、ダニなどアレルギー物質、医薬品やサプリメントの副作用
  3. 肺や気管支に異物が入り込んでる
  4. 病気の症状や合併症によるもの
  5. その他
  6. 原因不明なもの

 

1. 菌やウィルス

菌やウィルスは一般的な風邪からインフルエンザ、感染症の肺炎と言われるものの咳になります。

このケースの場合咳が治っても気管支炎や喘息を誘発し新たな病気になったり、使用している医薬品の副作用で咳が悪化したりします。

咳の原因の多くが菌やウイルスによるものです。
 

2. アレルギーや副作用

次に花粉やハウスダスト、ダニなどアレルギー物質など、いわゆるアレルギーと言われるものです。

アレルギーの原因は人それぞれですが原因物質を身体が異物と捉えてしまい咳を誘発する事があります。

花粉症やホコリ、ダニなどが原因となります。
 

引っ越しや掃除をした時にホコリやダニを吸いこんでしまったり、ペットの毛、浴室や水回りのカビなどによるものがあります。
 

また、医薬品やサプリメントの副作用でも咳を誘発するものもあります。
 

病気や怪我などでお医者さんから処方されたお薬、ドラックストアで購入したお薬、サプリメントを服用してから咳が止まらなくなったという事もあります。
 

飲み始めてすぐに症状が出る時や飲みは始めて1週間以上、1カ月以上時間が経ってから咳が止まらなくなる場合もあります。
 

3. 肺や気管支に入った異物

次に肺や気管支に痰や鼻水、食物が誤って入り込んでしまう事で起こる咳です。

日中は咳込んでいないのに横になったり、夜中に寝ていると咳き込みが続くといった場合、鼻水や痰が気管支や肺に入ってしまい咳き込みが止まらなくなる事があります。

また肺に飲食物や鼻水、痰が入り込む事が多くなると誤嚥性肺炎と呼ばれる症状を引き起こす事があります。

この誤嚥性肺炎は気管支や肺の機能が低下している高齢者や小児に多い病気になります。
 

4. 病気の症状や合併症によるもの

次に気管支炎や喘息などの呼吸器の病気、白血病やHIVなどの病気の合併症で起きる事があります。
 

5. その他の原因

その他として考えられるものはストレスや環境の変化、季節の変わり目にせき込んだりしてしまうケースがあります。

心理的なもので体調を崩してしまうと免疫力が落ちて咳き込んだりしてしまう事もあります。

咳が止まらないのを放置すると危険?

危険

咳の原因は様々あります。

咳が長引く事は身体の異常が続いてるという身体からのサインなので3日以上、咳が止まらない時は病院に行って適切な治療を行うべきです。

高齢者の死因の上位3位に肺炎が入っていたり、咳を放置してたら他の病気の症状で既に手遅れだった、若い人でも咳を放置していたら呼吸困難になって死亡してしまったなどの事例があったりします。
 

たかが咳でと侮らないで下さい。

作者自身も風邪をひいて市販薬で症状が治まるだろうと思い病院に行かずにそのままにしていました。
 

結果、2〜3ヶ月咳が止まらず、夜も眠れず、咳き込みによる体力低下が起こり、疲れやすくなっていました。

そして、気が付いたら肋骨にヒビが入っていました。

その後、病院にかかった際、お医者さんにはこっぴどく怒られました。

まとめ

咳が止まらなくて不安な方、周りにそういう方がいましたら病院へ直ぐに行って下さい。

専門の病院、呼吸器科、内科に行くのが1番です。

咳だけだと思っていたら実は危険な病気で命に関わるという事もあるのです。
 

また、咳込みが続くと寝れなかったり疲れやすくなり日常生活に支障をきたします。

そこから別の病気になったり、自分の身体だと思って無理すると取り返しのつかない事になります。
 

繰り返しになりますが、咳が続く時は直ぐに病院へ!

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