体調不良

運動不足で心拍数は上がる!心拍数を下げるのにおすすめな運動は?

心拍数が上がる

心拍数が高いと寿命が縮まる、という話を聞いた事はありませんか?

脈が速いと心疾患で死亡するリスクが高まると言われています。

東北大学が岩手県で2004年に統計を取った所、血圧が1分に70回以上の人が心臓病で支部するリスクは2倍になるという結果がでました。

今回は運動不足による心拍数の上昇と、上がってしまった心拍数を戻す方法の解説を致します。

運動不足で心拍数が上昇?安静時の脈が80を越えたら要注意!

脈拍100

健康な成人の一般的な脈拍は、1分間に60回~80回の間です。

男性より女性のほうが若干早くなる傾向があります。
 

特に運動をしていない安静時の脈拍が1分間に100回以上は頻脈と呼ばれ、異常値として検査対象になります。
 

安静時の脈拍が80回を越える場合はグレーゾーンです。

80回を越えていても病気ではありませんが、体にとって好ましい状況ではありません。
 

安静時の脈拍が80回を越える人に共通してみられるのが運動不足です。

運動不足で脈拍が早くなるには、主に2つの理由が挙げられます。
 

まず、心臓の機能が弱くなっている事です。

安静にしても心臓は常に動いていますが、運動する事によry心拍数の上下によって、鍛えられていきます。

弱い心臓は一度に送る血量が少なく、早く動くことによって体の中に血液を送り込むようになります。

北欧で行われた調査では、安静時の脈拍が80回以上であった人が心疾患で死亡するリスクは、脈拍が80回以下の人より90%も高くなるという結果がでました。
 

また、ストレスも脈拍が高くなる原因の一つです。

心拍数の増減を司る自律神経は、交感神経と副交感神経が交互に作用しています。
 

交感神経が優位になっているときは、興奮している状況で、心拍数は高くなります。

副交感神経が優位になっているときは、リラックスしている状況で、心拍数は低くなります。
 

人はストレスが貯まると、常に交感神経が優位になる傾向があり、心拍数も高いままになります。
 

有酸素運動は、心臓を鍛えるのに効果的です。

また、有酸素運動には、自律神経のバランスを取るようにする作用があると言われています。

脈拍を下げるのに有効な運動は?

ウォーキング

脈拍を下げるのには、有酸素運動が効果的だと上記で述べました。
 

用具を一切必要としない、誰でも今日から始められる有酸素運動には

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • ランニング
  • スクワット
  • 踏み台昇降
  • 入浴

があります。
 

誰でも今日から始められますね!
 

スクワットで有酸素運動をする人は、力まずに膝を完全に曲げないハーフスクワットにしましょう。

息があがるほどやりこむと、無酸素運動になってしまいます。
 

入浴を有酸素運動として取り込む場合は、40度以下のお湯に5分浸かったら一度上がる、というのを繰り返すと、より効果があがります。

入浴は体力を消耗するので、30分以上は控える様にして、事故を防ぎましょう。
 

せっかくだから本格的に始めたいという人には

  • サイクリング
  • エアロビクス
  • 水泳
  • アクアビス

などがおすすめです。
 

有酸素運動は1日20分以上やらないと効果がないと、ダイエットの話題を取り上げた雑誌やサイトで言われていますね。

1日20分以上やらないと、脂肪が燃焼されないだけで、有酸素運動としての効果は十分得られます。
 

大事なのは、1日20分ではなく、短い時間でも毎日続ける事です。

有酸素運動を始める前には、ストレッチなどのウォームアップをして、心拍数を1分間に100回程度までに高めましょう。
 

運動終了から5分以上経過しても、心拍数が1分間に120回以上の場合は、運動量が多すぎています。

運動量は徐々に増やしましょう。

無理のない有酸素運動で、心筋を鍛え、ストレスから解放されましょう!

他にも症状があったら迷わず病院へ!脈拍が早くなる病気一覧。

病院

心拍数が1分間に100回以上ある人は注目です。
 

頻脈を伴う病気の名称、症状を挙げて行きます。

洞性頻脈

症状

発熱

治療法

緊張が続いたり、アルコール摂取によるものがほとんどです。

健康な人にも見られ、多くの場合は治療の必要はありません。

甲状腺機能亢進症や心不全により洞性頻脈が起きた場合は適切な処置が必要です。

期外収縮 (心房性・心室性)

症状

胸部の不快感、不規則なめまい、動悸、期外収縮 の不整脈の患者のうち8割が無症状

治療法

心臓に疾患のない人は、症状があっても治療の必要はありません。

心房粗動

症状

強い動悸、息切れ、脳梗塞、血栓血栓塞栓症

治療法

ワーファリンの服用、抗不整脈剤による治療、カテーテルアプレーションを熱で凝固させて心房細動を正常調律にしたり、伝導を調整

発作性上室性頻拍

症状

失神、めまい

治療法

カテーテルアプレーションを凝固させる手術

重症な心疾患の人の他に、健康な人でも睡眠不足、過労、緊張などの要因でかかることがあります。

心室頻拍

症状

アダムストークス発作とよばれるめまいや失神、心不全の引き金となる

治療法

電気ショックや心臓マッサージなどの心臓刺激、投薬による心臓刺激、ペースメーカー。

カテーテルアプレーションの治療も可能だが、再発の可能性がある。

心室細動

症状

心室細動になってから数秒でめまい、10秒で意識を失い、3分から5分続くと脳死に至る

治療法

電気ショック

心拍数が上がる要因は?

心拍数が上がる要因には

  • 肥満
  • 運動不足
  • ストレス
  • 喫煙
  • 貧血

などがあります。
 

心拍数が高い人は、生活を見直し、これらに当てはまらないように気をつけましょう。
 

一時的に心拍数が上がるものに飲酒があります。

発熱や脱水症状でも脈を速くします。
 

鉄分、水分をしっかりることも脈拍を抑える役割を果たしてくれるんですね。

まとめ

運動不足だという自覚がある人は、心拍数を計ってみましょう。

もし、脈拍が80から100の間の場合は、心拍数を下げるよう、有酸素運動を生活に取り入れるよう心がけましょう。
 

心臓の動きを自分でコントロールすると聞くと、にわかに信じられないですよね。

有酸素運動という手軽な方法で心疾患、突然死から逃れられるように、日々の運動に取り組みましょう!

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