手足

腸脛靭帯炎の症状は?再発を繰り返していたが、整形外科で治した話。


腸脛靭帯炎は別名、ランナー膝とも呼ばれる、膝の病気です。

運動で膝に負担をかけすぎることで炎症が起き、運動時に慢性的な痛みが発生します。

完治が難しい腸脛靭帯炎ですが、整形外科に行き、アイシングとストレッチ、オーダーメイドの中敷きで治した体験を語ります。

わたしが腸脛靭帯炎になった原因

学生の時にサッカーサークルに所属し活動していました。

週に1回程度のそんなに多く活動しているサークルではなかったのですが、時々試合に出たり、合宿を行ったりしていました。

サッカーの合宿が終わり、その数日後スキーに行きました。
 

その時はなんともなかったのですが、スキーから帰ると膝の横が痛くてうまく歩けません。

特に階段を降りるのが大変でした。
 

どうやらサッカーの合宿とスキーで膝を酷使したのが原因のようで、病院に行くと腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)と診断されました。

腸脛靭帯炎の症状や困ったエピソード

痛みがひどいときは歩くのがやっとという感じでした。

膝を一定の角度に曲げたときに膝下の外側が刺すように痛いのです。
 

最もしんどかったのが、階段を降りるときでした。

階段を降りるときの膝の角度が最も痛みを感じる角度で、手すりにつかまりながらゆっくりゆっくりでないと降りれませんでした。
 

また、腸脛靭帯炎のやっかいな所は完治したのかどうかが非常にわかりにくい所です。

1週間から2週間程度安静にしていると、完治したかのように全く痛みが無くなります。
 

これで治ったと思って、また運動を再開するとしばらくしてまた痛みが出るようになります。
 

これを何度も何度も繰り返しました。

1年間くらい良くなったり、悪くなったりというのを繰り返しました。
 

発症当時は大学生で若かったこともあり、無理も効いたので病院にも行かず、だましだまし運動も続けていました。

1年後、また悪くなって足を引きずって歩いていた時に両親に病院に行って診察を受けるように促されて、初めて腸脛靭帯炎について知ったのでした。

腸脛靭帯炎の治療方法として行ったこと

整形外科に行って、レントゲンを撮ってもらいましたが骨には全く異常が無く、診断の結果が腸脛靭帯炎でした。
 

まず病院で行ったのが、お尻と太ももの筋肉のマッサージでした。

病院の先生とスタッフが丁寧に私のお尻と太ももの筋肉を揉み解してくださいました。
 

その後、先生に「意識せずに普段通り歩いてみてください。」と言われ、歩いてみるとあれだけ痛かった膝が全く痛みが無く歩けました。

先生に説明していただきましたが、お尻と太ももの筋肉が酷使されたことにより、筋肉が凝り固まり、膝の横にある腸脛靭帯という靭帯を引っ張って負担をかけていたようでした。
 

ただ、これで完治したというわけでは無い様で、完全に炎症が収まるまでは時間がかかるようでした。

そこで、病院からは炎症を抑える薬を処方されたのと、痛みが出るときはアイシングとストレッチが必要ということを教えていただきました。
 

アイシングは紙コップに水を入れて冷凍庫で凍らせます。

紙コップの端を破いて、氷を患部に当てて、『の』の字を書くように押し当てます。

患部の感覚が無くなるくらいまで10分から15分程度当てます。
 

痛みが出るときはこまめにアイシングをすると痛みがましになりました。
 

ストレッチは長座の状態から痛みの無い方の膝を曲げます。

その曲げた膝の手前に痛みが出る方の足首を乗せ身体に引き寄せます。

するとお尻から太ももの筋肉が伸びてほぐれるのがわかります。
 

このアイシングとストレッチは効果的でした。
 

そしてもうひとつ効果が高かったと思っているのが、オーダーメイドの中敷きを作成したことでした。

また再発するんでは無いかと恐る恐る運動を再開したのでしたが、オーダーメイドの中敷きを運動するときのシューズの中に入れると再発することはありませんでした。
 

オーダーメイドの中敷きはスポーツ用品店で作成してもらいましたが、作成し靴に入れることによって、足元の安定感が増して膝にかかる負担が軽減されるようです。

はじめは半信半疑でしたが効果的だったと思います。

腸脛靭帯炎の治療の効果や費用について

症状はどれくらい改善したか?

1週間程度で日常生活では問題が無い状態になり、3か月で運動をしても痛みが出なくなりました。

腸脛靭帯炎の治療にかかった日数

90日程度

腸脛靭帯炎の治療にかかった費用

1万6千円(診察代+オーダーメイドインソール作成代)

腸脛靭帯炎に悩んでる人へのアドバイス!

腸脛靭帯炎の痛みを我慢して歩き続けていると変な歩き方になって腰など他の部分にも痛みがでることがあります。

まずは病院に行って診察してもらいましょう。
 

あとは日頃の身体のケアが重要になってくると思います。

ストレッチでお尻と太ももの筋肉を柔軟に保ち、痛みが出たりするときはアイシングをしてもらうと楽になります。
 

腸脛靭帯炎はなかなか完治したことがわかりづらく、やっかいな病気ですが、日頃のちょっとしたケアで良くなります。

根気強く治していきましょう。

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