鼻水

鼻茸(鼻ポリープ)の原因と症状は? 手術による治療体験談!


鼻茸(鼻ポリープ)蓄膿症は慢性副鼻腔炎や蓄膿症が原因で起こります。

鼻ポリープができてしまうと呼吸がしづらくなり、苦しくなって日常生活に支障が出ます。

そんな鼻茸(鼻ポリープ)を手術で除去した治療体験を語ります。

わたしが鼻茸(鼻ポリープ)になった原因

元々蓄膿症になりやすいらしく、風邪をひく度に頭痛は鼻通りが悪くなり、最悪は鼻が詰まり息が出来なくなることが多々ありました。

鼻づまりが治まると今度は、鼻水が止まらなくなり頻繁にすするようになります。
 

このすする動作が、鼻茸が出来ている場合は肥大化させる原因のようでした。
 

近所のクリニックに通院していましたが、一向に治らず市内の総合病院で切除手術をすることになりました。

ここでの診察では、蓄膿症が原因になるとのことで、蓄膿が慢性化している患者さんに多く見られる症状との事でした。

鼻茸(鼻ポリープ)の症状や困ったエピソード

鼻茸が見つかった時には、まだそれほど大きくなっておらず、小指の先程度でした。

鼻の孔も塞がっておらず息も何とか出来ましたが、総合病院での手術まで3か月待つとの事でその期間に大きくなり、片方の鼻の穴が完全に塞がり息苦しくなりました。
 

この時期に鼻風邪をひきましたが、もう片方の正常な鼻も鼻づまりで塞がってしまい、鼻で息をすることが出来なくなってしまいました。
 

時期は6月ということで暑かったのですが口呼吸するしか無かったので仕方なくマスクをすることに。

息苦しさは解消されましたが、マスクをすることによる暑さが大変辛かったです。
 

なお、後鼻漏といい、蓄膿による膿が鼻の奥、のどの方に垂れることで喉も炎症を起こすようになり、微熱も出るようになりました。
 

鼻茸も大きくなり仰向けに寝ている時には喉の方まで垂れているのが分かるほどで、これ以上大きくなったら気管に入って窒息するのでは?とちょっと怖い感じがしました。

それから手術までの期間は口呼吸になってしまったので仕事中もマスクが出離せず、夏の暑さとマスクの暑さで参りそうでした。

鼻茸(鼻ポリープ)の治療方法として行ったこと

鼻茸の中に入っているのは蓄膿症により発生した膿ということですので、まずは蓄膿症の悪化を防ぐことが鼻茸の肥大化を遅らせることになるようです。

膿の発生が治まるように、薬剤を気化させたものを鼻に噴霧するネブライザー、抗生物質と鼻汁を外に出すのを促す薬を服用し、のどに膿が流れるのを抑制し、膿によるポリープの肥大化を遅らせるようにしました。
 

なお、鼻かぜを引いたのですが、風邪をひくことが一番良くないらしく、早く治すように心がけてくださいと言われてしまいました。
 

風邪をひいていると手術の際に鼻の中入れる内視鏡が入らなくなったりし、その場合は手術が出来ないそうです。

となると次回になるのでまた予約取り直しで数か月後にされてしまいます。
 

こんな辛いのは早く終わらせたかったので何とか風邪を早く治すことに専念しました。
 

さて、鼻茸の手術ですが、昔はほほ骨に穴を開けそこから鼻茸を切除していたと言うことで、かなり痛いらしく大変なようでした。

今は内視鏡での手術で済ませられるとの事で手術を受けましたが、局部麻酔だったため手術の一部始終が見え、会話もできるためある意味恐怖でした。
 

しかも事前に掛けた局部麻酔の効きが弱かったようで、手術開始直ぐは切られる度に激痛が走りのたうち回っていました。
 

痛みを訴えると鼻の切除部分に直接麻酔を注射することで痛みを感じなくなりましたが、歯の神経に少し刺激があったようで、歯の痛みも起きました。

顔というだけにいろんな神経が走っているので、少し手術の場所がズレると違う神経を刺激するようです。
 

さて、内視鏡での種手術ですが、先端に丸い円盤カッターのようなものが付いており、それを使って内視鏡で見ながら鼻茸を切除していくことになります。

鼻の孔に出ているポリープを切るだけなら簡単なのですが、ほほ骨の中に内視鏡を入れ鼻茸の元になる膜を取るのは少々大変でした。

膜を引っ張ると、麻酔がその部分にあまり効いていないので、引っ張られる感覚を強く感じると同時に痛みもありました。
 

結局これを取れば終わりだからと5分程度我慢して手術成功となりましたが、ちょっと嫌な思いをしました。

結局鼻茸の治療方法は切除手術しかないので仕方ないですが。

鼻茸(鼻ポリープ)の治療の効果や費用について

症状はどれくらい改善したか?

鼻茸切除後次の日は鼻に詰めた脱脂綿を取り除いてもらい止血の確認が出来れば退院になります。
 

以降約1か月は毎週通院で内視鏡による経過観察。

その後3か月ほどはほほ骨の中の洗浄と内視鏡確認となります。
 

通院しなくていいと言われるまで約1年半通院しましたが、ポリープは日に日に小さくなっていくのが分かりました。

ただ風邪をひくと少々肥大化するようですので、あまり風邪をひかない様にとの注意はありました。
 

今では鼻通りも良くなり、頭痛も無くなりました。

鼻茸(鼻ポリープ)の治療にかかった日数

近所のクリニックでの診察開始から、手術完治までで約2年

鼻茸(鼻ポリープ)の治療にかかった費用

クリニックの診察料で約3万円。

大病院での診察と手術で約20万円。

鼻茸(鼻ポリープ)に悩んでる人へのアドバイス!

私の場合いびきも酷かったのですが、原因が鼻茸と言うこともあり手術後かなり改善されました。

寝るころになると自分でもイビキに気づくことがありましたが、今ではそれもありません。

朝起きても寝た気がしない時があったので、少々睡眠障害になりかけたのかもという気もしました。
 

それに蓄膿と言うことで頭痛もありましたが、それも鼻茸の手術と蓄膿の治療を両方行うことで改善し仕事にも集中することが出来ました。

もし同様のことで悩んでいるようでしたら手術を検討されることをお勧めします。
 

なお、鼻の手術と言うことで痛いイメージがあり、手術を勧めても半分は受けないようですので、苦痛からは解放されていない人が多いようです。

私の場合長く入院できなかったので局部麻酔にしましたが、通常は全身麻酔ですので手術の様子が分かるとか恐怖心をあおるような要素が無いのでそちらの方が安心かと思います。

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