間質性膀胱炎は膀胱炎が治らない病気で難病指定されています。
ただえでさえ痛い膀胱炎が治らないので非常につらい症状があります。
そんな間質性膀胱炎の原因や治療法を実際に体験した私が語ります。
Contents
わたしが間質性膀胱炎になった原因
51歳の冬の自動車旅行の帰り、私はどうにも耐え難い尿意を感じておりました。
頻尿で先ほども、パーキングエリアでトイレに行ったばかりなのにです。
もうあと30分もすれば自宅と考え、我慢しました。
冷えのせいか、どんどん膀胱が痛くなり、車の揺れ自体にも我慢できなくなったので、その時点で一番近いパーキングエリアのトイレに飛び込みました。
もう失禁しそうです。
排尿を終えると、膀胱はすっきりし、何事もなく自宅にほどなく到着しました。
その翌日です。
膀胱に刺すような痛みが出始めました。
針で刺すような痛みが続きます。
過去に膀胱炎は患ったことがあるので、すぐ近くの内科に受診しました。
医師いわく尿検査の結果、急性膀胱炎でしょうということで、ニューキノロン系のクラビットという抗生剤を4日分処方されました。
2~3日薬を服用し、症状はずいぶん緩和され、もう大丈夫だと私も思っていたら、4日目でまた、痛みがぶり返してきました。
薬4日分はきちんと服用しましたが、症状は治まらないのです。
また、先日の医院に受診です。
今度はかなり強めの抗生剤グレースビットが6日分処方されました。
6日間きちんと服用しましたが、結果は同じです。
仕方がないので、遠方の泌尿器科に受診しました。
私の尿を顕微鏡で拡大させ、写っていた赤い数々点状の破片を指さしながら、「膀胱の壁が剥がれています。今までのニューキノロン系の薬からセファム系にかえましょう」とフロモックスを処方されました。
6日分です。
自宅に帰り早速飲み始めます。
2日位経った頃から痛みは軽減しました。
6日経ちましたが、痛みは減りましたが、無痛にはなりません。
受診し、尿検査でがまだ、少し、細菌はいるようです。
結局、また6日間同じ薬を飲み、ようやく尿検査で無菌状態になりました。
しかし、痛みはまだまだ続くのです。
初動の治療が遅れたせいか慢性的な痛みや激痛が襲います。
間質性膀胱炎の症状や困ったエピソード
痛みはいっこうに無くならないのです。
むしろ、増しているような気がします。
頻尿もひどいです。
1日20回以上はトイレです。
体も倦怠感があります。
とにかく、何をしても痛いので医師に訴えましたが、医師もお手上げのようです。
一日中、尿道口の痛みと体のだるさと戦いながら、必死でネットで検索しました。
そしてある聞いたことのない膀胱の病気が浮かび上がりました。
4月の大雨の日、大変な数の患者でごった返している泌尿器科を訪れ、診察を受けました。
医師の診断はやはり「間質性膀胱炎」でした。
完治不能の病気です。
一生痛みに耐えて生活するのでしょう。
何か目の前が真っ暗になりました。
「膀胱拡張術」という治療を勧められましたが、しばらく考えることにしました。
この治療法は根本的なものではないことをネット情報から認識していました。
「どうしたらよいのだろうか」、そんな思いばかりが頭の中を何度も何度もめぐります。
その日から、痛みと倦怠感で、ほぼ寝たきりでした。
その病気に詳しいと言われる別の泌尿器科に受診し、膀胱鏡検査をお願いしました。
畜尿量も調べてもらいます。
受診した結果、間質性膀胱炎の疑いが強いとのことで、総合病院への紹介状をいただき、また他病院へ受診です。
その間、相変わらず、尿道口は痛いまま夜も眠れず、食欲もなく体重も一気に10kg減少しました。
歩くこともままならないようになりました。
間質性膀胱炎の治療方法として行ったこと
とりあえず、アレルギーが原因でもあるのでIPDカプセルが処方されましたが、変化ありません。
婦人科にもかかり、異常はないと言われ、当帰芍薬散や加味逍遥散などの漢方薬も試しましたが、さっぱり効果はありませんでした。
「命の母」なども、服用しましたが、返って下痢などをして悪化しました。
アマニ油なども摂取しました。
ただ、一番効果があったのは眠るための睡眠導入剤ソラナックスやレキソタンです。
これを服用すると多少痛みが和らぎました。
およそ、2年近くそんな生活をつづけました。
原因は、あの旅行帰りに尿意を痛みがでるほど我慢したせいなのか、更年期で女性ホルモンのせいなのか、それとも元々のアレルギー体質でなるべくしてなったのか色々探ってみました。
複合的なものなのだと考えました。
私なりに、冷静に治す方法を考えました。
食事内容がかなり重要なようです。
辛いもの、カフェイン、酸味のある食べ物は排除ししました。
- 排尿も頻繁にするのは逆効果なので、少しは我慢して膀胱に尿の耐性をつけさせる
- 少しでもアレルギーを感じる物を食べたら重曹水を飲む
- 冷やさないこと
- 夏でも下半身にはカイロをつけてでも温めておく
- 冷水を飲まない
など、私なりに、冷静に治す方法を考えました。
とにかく、膀胱を休めることを意識しました。
間質性膀胱炎の治療の効果や費用について
症状はどれくらい改善したか?
痛みはいっこうに無くならず、むしろ、増しているような気がします。
ネットの情報には色々な治療法が書かれています。
この病気専門の名医の紹介もされています。し
かし、これという画期的な治療法はないのです。現代医学では。
患者数もあまり多くない稀な病気だそうです。
色々な、療法を自分なりに試していきました。
なかなか効果はすぐには現れません。
それから1年間位経った頃でしょうか、波はありますが、無痛の期間も出てきました。
希望が見えてきます。
少しずつ、排尿回数も減ってきました。
発病から4年経った今、随分痛みは減少しました。
無痛期間も半年以上になるときもあります。
ともするとまだ、違和感や痛みがあります。
特に初めての食物や飲料を摂取したときは要注意です。
間質性膀胱炎の治療にかかった日数
約700日
間質性膀胱炎の治療にかかった費用
約5万円
間質性膀胱炎に悩んでる人へのアドバイス!
この病気は完治する治療法がなく、対症療法ばかりが基本になりがちです。
症状が最高にピークで、激痛に苦しんでいたときは、目の前が真っ暗になり、歩けもせず、字も書けない状態で、「死にたい」とさえ思いましたが、時間が経つにつれ、必ず変化がありますので、まず自分の症状を冷静に見つめ、一番合う治療法を自分なりに模索することが重要と思います。
私自身、今でも痛くなる時はありますが、病気とともに生きていき、症状をうまく操っていく方法が絶対にみつかるはずです。
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