日本人の約8.4%が片頭痛持ちであると言われています。
日常生活に支障をきたす程の強い痛みから、慢性的な痛みなど、片頭痛の痛みの種類はさまざまです。
私自身も20代半ばになり、突然片頭痛を経験しました。
以来、寒い時期や仕事の忙しい時期など、定期的ではありませんが 左側だけ痛む片頭痛に悩まされています。
嘔吐を伴い、目を開くと痛みが増す為にコンタクトレンズが入れられないなど、短くても2日間ほど日常生活に支障をきたすような激しい痛みに悩まされています。
こめかみに梅干しを貼ったり、頭を高くして寝てみたりとさまざまなアドバイスに従ってみると、痛みの一時的な軽減はあるものの完治には至りません。
片頭痛持ちになって一番悩んだのは予定を直前にキャンセルしなければいけなかったことです。
楽しみにしていた予定も、仕事で重要なアポイントメントも「行かない方がきっと為になる」と思わずを得ない痛みですが、待ち合わせ相手からすると立派な「ドタキャン」ですよね。
仲の良い相手であったり、理解のある相手ならまだしも、仕事となると「体調管理がなってない」と思われてしまいます。
そんな片頭痛の軽減の為に、今回は、片頭痛が左側だけに起こる場合の原因と対処法を調べてみました。
片頭痛の予防法と合わせて解説いたします。
Contents
片頭痛が左側だけに起こる原因
頭の左側だけがズキズキと痛むのは片頭痛の可能性があります。
片頭痛の原因と対処法をそれぞれ解説していきます。
頭痛の原因には3種類あります。
3種類の頭痛の原因は
1.群発頭痛と呼ばれる、頭蓋骨の外側にある血管が炎症を起こして痛む場合
群発頭痛の初期には肩凝りが見られ、痛みだしてから心拍に合わせる様にズキンズキンと痛みが強くなります。
頭痛のほかに吐き気、嘔吐や下痢などの症状を伴う事もあります。
また、光や音、気温や気圧の変化に敏感になったり、体勢を変えて頭を動かすと痛みが強くなりします。
群発頭痛は数日間続くことがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。
2.緊張性頭痛と呼ばれる、肩や首筋の筋肉が緊張し、血流が滞って起きる場合
緊張性頭痛の多くは、午後から夕方にかけて痛みが現れます。
主に後頭部から首筋を中心に頭が締め付けられる様に痛みます。
頭痛以外の症状を伴う事はなく、数時間で治まる場合もありますが、数ヶ月以上続く等、慢性化する場合もあります。
3.二次性頭痛と呼ばれる、脳の病気により、脳の中の圧が高まっている場合
特に片頭痛が左側だけに起こる場合は、これらの群発頭痛、緊張性頭痛の他に脳腫瘍や脳出血の場合があります。
片頭痛は遺伝の可能性も考えられており、家族に片頭痛持ちがいる場合、片頭痛になる可能性が高いと言われています。
片頭痛の対処法
原因が群発頭痛である片頭痛である場合、血管が拡張して血管の壁が刺激されて炎症を起こしています。
炎症を抑える為に冷たいタオルで痛む部分を冷やしましょう。
カフェインには血管を収縮する作用があります。
コーヒーや紅茶、日本茶を頭痛の初期に飲用すると、痛みの緩和に効果があります。
足湯やマッサージなどには血流を促す作用があり、血管をさらに刺激するので控えましょう。
また、光や騒音で痛みが増長される可能性があります。
暗く、静かなところでゆっくり横になりましょう。
群発頭痛の急性期治療で処方されるのは、トリプタン系の薬です。
拡張した脳血管を元に戻す作用があり、痛みが現れ始めたタイミングで服用すると症状を抑えられます。
また、消炎鎮静剤が用いられる事もあります。
吐き気や嘔吐を伴う場合は吐き止めを服用する場合もあります。
私は、片頭痛の兆候がゆっくり現れたときは出て来た時に吐き止めを服用します。
吐き止めの薬の副作用には全身倦怠感があり、服用するとぼーっとしてしまうので、横になって無理をせず休むには丁度いいからです。
左目の裏側をフォークで刺されるような痛みではじまる、「今回は長引きそうだな」という予感があるときは医師から処方された消炎鎮静剤を服用するようにしています。
どちらの薬を服用するにあたっても、痛みが現れた初期に服用することが重要です。
痛みが強くなってからだと効き目が弱かったり効果がなかったりするので、移動中などですぐに安静になれる状況で無い場合は早めの服用を心がけましょう。
また、片頭痛で薬を服用するときは、市販の薬であっても医師や薬剤師に症状を説明した上で相談しましょう。
緊張性頭痛の場合は、対処法が異なります。
緊急性頭痛は、肩凝りなどで血流が遮断されているのが原因になっています。
凝っている部分を温めたり、ゆっくりストレッチをしたりしてほぐしましょう。
緊張性頭痛の場合は、入浴や温マッサージなども効果があります。
また、頭痛が始まったらその場を離れ、気分転換をするように努めましょう。
こんなときは急いで病院へ!二次性頭痛とは?
二次性頭痛とよばれる、脳腫瘍や脳出血など脳の病気により脳の中の圧が高まって起きる頭痛は緊急に受診が必要です。
二次性頭痛のサインは
- 今までに経験したことのないような激しい痛み
- 突然の頭痛
- 時間の経過につれ悪化
- 発熱、しびれ、嘔吐を伴う
- 精神状態の悪化
- 50 歳を過ぎて初めて経験する頭痛
などが挙げられます。
上記に当てはまる頭痛であったり、転んで頭を打ったり、ぶつけたりした後に、強い頭痛が起きた場合は迅速に医療機関へ行きましょう。
片頭痛の予防法は?
片頭痛の予防に重要なのは、生活習慣を見直して整える事です。
群発頭痛の場合、血管の拡張には神経伝達物質であるセロトニンの分泌が増加することが起因しています。
セロトニンの分泌が増える要因には
- 疲れ
- ストレス
- ホルモンバランスの変化(生理など)
- アルコールの摂取
- 亜鉛酸ナトリウムの摂取(防腐剤として使用される食品添加物)
- グルタミン酸ナトリウムの摂取(アミノ酸等と記載される調味料)
- チョコレートやチーズなどの摂取
があげられます。
片頭痛が起きたときの状況を毎回記録しておくことにより、片頭痛の起因が突き止められます。
人ごみや寝不足など、片頭痛の原因になるものを避けるようにしましょう。
その他にも、上記の原因に心当たりがある場合、それらを避ける事により、群発頭痛の予防ができます。
緊張性頭痛の予防は
- 同じ姿勢を取り続けない
- 首や肩のストレッッチを頻繁に取り入れる
- 体を温めて血液循環を促進する
などが推奨されています。
また、片頭痛持ちであっても、いつもの頭痛と痛み方が違う場合は二次性頭痛の可能性があります。
痛みに違いを感じたら、早めに医療機関に相談しましょう。
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毎朝1杯の白湯に効果があった
以上本やネットからのアドバイスでしたが、私自身が片頭痛が少なくなったのは白湯を飲む様になってからです。
朝一番に、5分以上沸騰させたお湯を体温よりすこし高い温度に冷ましたものをコップ一杯飲んでいます。
毎月必ずあった片頭痛が、白湯を飲む様になってから冬場に1,2度、冷え込む日にだけなるようになりました。
効果に個人差はあると思いますが、白湯なら特別な準備もいらず、忙しい朝にも「沸かすだけ」「冷ますだけ」なので簡単に続けられますよ!
是非試してみてくださいね。
まとめ
頭痛は外傷と違って他人からはその痛みが分かりにくいものです。
仕事中などに発症するとなかなか言いづらいですよね。
片頭痛の対処法として重用なのが、痛みはじめに対処することです。
無理をして、さらにストレスを貯めると片頭痛からの回復により時間がかかってしまいます。
ズキンズキンと痛む群発頭痛の場合は冷やし、ぎゅーっと締め付けられるような緊張性頭痛の場合は温めましょう。
薬の多用は効果減少につながるので、なるべく避けたいですね。
生活習慣を見直し、食生活、姿勢などに気をつけて、片頭痛が起きない環境作りをしましょう!
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