インフルエンザにかかって一番つらいのは高熱です。
38℃以上の高熱が当たり前で人によっては40℃を超えますが、これくらい高熱が出ると全身の倦怠感が強く、日常生活もままならない状態になります。
そんなインフルエンザの熱は平均どれくらい続くのでしょうか?
Contents
大人のインフルエンザの熱は何日続く?100人にアンケート!
社会人の方100人にインフルエンザの熱が何日続いたかのアンケートを取りました。
その結果を集計したものを紹介します!
- 1日・・・4人
- 2日・・・18人
- 3日・・・45人
- 4日・・・13人
- 5日・・・11人
- 6日・・・4人
- 7日・・・2人
- 9日・・・1人
インフルエンザの熱が下がるまでにかかった日数で一番多かったのは3日!
それも100人中45人と、圧倒的1位でした!
インフルエンザの高熱は3日間続くのが平均なんですね。
あとは2日~5日の中に納まる人が90%でした。
40度近い高熱が3日間続くのは大人にとっても結構つらいですね。
ちなみにタミフルやイナビル、リレンザなどの抗インフルエンザ薬を飲むと1日だけ高熱の期間を短縮することができると言われています。
ただし、抗インフルエンザ薬は症状が出てから48時間以内に飲まないと効果がないので注意が必要です。
38℃位以上の高熱が出てる間はとにかくベッドで安静にして休みましょう。
水分補給だけしっかり行ってご飯はあまり食べない方がいいです。
理由は空腹の方が白血球の活動がさかんになり、治りが早くなるからです。
インフルエンザの高熱のピークは平均何度?
ついでに100人にインフルエンザの高熱のピークが何度だったのか聞いてみました。
その結果を集計したものを紹介します!
- 37.5℃・・・4人
- 38℃・・・12人
- 38.5℃・・・11人
- 39℃・・・42人
- 39.5℃・・・12人
- 40℃・・・13人
- 40.5℃・・・4人
- 41℃・・・1人
- 41.5℃・・・1人
高熱のピークは平均39℃でした!
90%の人が38~40℃の間に収まります。
ちなみにA型は症状が激しく、38℃以上の高熱が出る場合がほとんどですが、B型の場合はそこまで高熱にならず、37℃代になることもあります。
38℃以上の高熱のピーク時は熱に伴い、全身の倦怠感や筋肉痛、関節痛、頭痛などの症状もあり、まともに生活したり仕事したりできる状態ではありません。
この状態のときはとにかくベッドに横になって休みましょう。
インフルエンザに解熱剤は厳禁!
知ってる人も多いと思いますが、インフルエンザに解熱剤は基本的に使ってはいけません。
なぜかというと熱が出るのは免疫系の白血球とインフルエンザウイルスが戦ってる状態であり、熱を下げると免疫機能が下がって逆に症状が長引く原因になるからです。
熱が上がってる時は免疫細胞の活動が活発になってる状態で今まさにウイルスを退治しているのです。
その邪魔をすれば治りが遅くなるのは当然です。
またウイルスや細菌は熱に弱いので、高熱状態のときは増殖しにくくなります。
熱が出たら解熱剤を飲んだり、冷えぴたシートを貼ったりして熱を下げようとする治療が昔から行われてきました。
でも今はその治療法は間違いであることがわかっており、解熱剤の使用への注意が呼びかけられています。
抗インフルエンザ薬でも熱は下がらない
病院でインフルエンザと診断されるとタミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬が処方されます。
これらの薬の効果はインフルエンザウイルスの増殖を抑えることです。
熱を下げたり、症状を抑えたりする効果があるわけではありません。
だから体内でインフルエンザウイルスが増殖してピークに達する発症から48時間以内に飲まないと効果がないのです。
でもきちんと48時間以内に飲めばインフルエンザウイルスの増殖を抑えられるので発熱期間を1日短縮できます。
これらの薬はインフルエンザ特効薬と呼ばれていますが、治るまでの期間が1日短くなるだけなので別に薬を飲んだからといって劇的な変化があるわけではないのです。
健康で体力のある人であればインフルエンザは薬を飲まずに自然治癒力だけで十分に治ります。
インフルエンザの熱を早く下げたいときは?
インフルエンザの熱はインフルエンザウイルスが体内になくなれば下がります。
インフルエンザウイルスが体内になくなる=インフルエンザが治るということなので、熱を下げたければインフルエンザを治すしかないのです。
だから少しでも熱が下がるのをを早めたいのであればインフルエンザウイルスを殺すか体外に排出するしかありません。
このプロセスの1つとして、体の免疫機能が高熱を出してウイルスを退治してくれますが、それ以外にあなたにできることは2つ。
- できるだけ水分をたくさん取ること
- ゆっくり寝て体力を回復させること
水分をたくさん取ればウイルスがおしっこや汗になって排出されます。
またゆっくり寝て体力を回復させれば体内の免疫細胞の活動が活発になってウイルスを殺すスピードを速められます。
だから寝ながら地道にコツコツ水分補給をすることがインフルエンザの治りを早める唯一の方法なのです。
インフルエンザを治すのは薬ではなくあなたの体なので、つらい状態だとは思いますが、体力の回復と水分補給に努めましょう。
まとめ
以上まとめると、アンケートの結果から
- 大人のインフルエンザの熱は平均3日続く
- 90%の人は2~5日以内に収まる
- インフルエンザの高熱のピークは半分近くの人が39℃
- 90%の人が38~40℃の間に収まる
ということがわかりました。
そしてインフルエンザに解熱剤は厳禁であり、抗インフルエンザ薬も体内のウイルス増殖を防ぐ効果しかないので発症から48時間以内に飲まないと意味がない。
熱を早く下げるにはインフルエンザの治りを早めるしかなく、そのためには
- 水分補給
- たくさん寝て体力を回復させること
が重要ということでした。
大人のインフルエンザは結構症状が重くてつらいものです。
でも熱がどれくらい続くのか、早く治すにはどうすればいいのかわかったあなたは自信を持ってインフルエンザに対処してくださいね。
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