インフルエンザ

インフルエンザの子供の熱は何日続く? ピーク時の熱は平均何度?


子供がインフルエンザにかかったら怖いですよね。

特に熱がなかなか下がらなかったり、高熱のピークが40℃超えたり・・・。

でもそれがインフルエンザの症状なので仕方ないです。
 

実際インフルエンザにかかった子供の熱は平均で何日くらい続くのか、またピーク時の熱は平均何度くらいなのか、100人にアンケートを取ったのでその結果をシェアしますね。

インフルエンザの子供の熱は何日続く?

子供を持つ親御さん100人にインフルエンザの熱が何日続いたかのアンケートを取りました。

その結果を集計したものを紹介します!

  • 1日・・・4人
  • 2日・・・21人
  • 3日・・・32人
  • 4日・・・28人
  • 5日・・・10人
  • 6日・・・2人
  • 7日・・・1人
  • 9日・・・1人

 

インフルエンザの熱が下がるまでにかかった日数で一番多かったのは3日!

それも100人中32人と、30%の子供が3日でした!
 

そして2~5日の間に収まる人が90%を超えてます。

平均として、インフルエンザにかかった子供の熱は3日前後続くことが多いということがわかりました。
 

もし6日以上、1週間以上続いた場合は、重症化の危険もあります。

それについては後程解説しますね。
 

ちなみにインフルエンザが発症してから48時間以内にタミフルやイナビル、リレンザなどの薬を飲むと発熱期間を1日ほど短縮できます。

インフルエンザの子供のピーク時の熱は平均何度?

次にその100人にインフルエンザの高熱のピークが何度だったのか聞いてみました。

その結果を集計したものを紹介します!

  • 37.5℃・・・3人
  • 38℃・・・8人
  • 38.5℃・・・10人
  • 39℃・・・29人
  • 39.5℃・・・19人
  • 40℃・・・25人
  • 40.5℃・・・2人
  • 41℃・・・4人

 

高熱のピークで一番多かったのは39℃でした!

90%の人が38~40℃の間に収まります。
 

40℃行く子供も少なくなく、平均としては39.5℃くらいですね。

インフルエンザとはいえ自分の子供が40℃を超える熱を出すと心配なってしまいますね。

熱がなかなか下がらないときは重症化の危険もある!?

通常インフルエンザの熱は5日以内に下がりますが、それ以上の期間下がらないこともまれにあります。
 

熱があまり長く続いてしまうと、肺炎や気管支炎などの合併症にかかる可能性があります。

もしくはすでにかかってる可能性もあります。
 

子供の肺炎は重症化すると入院が必要なこともあります。
 

このようにインフルエンザの熱がなかなか下がらず、重症化してしまってるようなときは一度病院に行き、医師の診断を受けた方がいいでしょう。
 

ちなみに発症からすぐに命に関わるインフルエンザ脳症についてはインフルエンザ発症後すぐ、発熱から1時間~1日以内に発症することが多いので熱が5日以上続いたからといって命に危険のある病気の可能性は低いです。

また脳症の場合はけいれんや呼吸困難、顔色が悪い、意味不明なことを言ったり走り回るなどはっきりした症状が出る場合が多いので比較的わかりやすいでしょう。

自己判断で解熱剤は使ってはいけない!

子供が高熱に苦しんでる様子を見ると解熱剤を使って熱を下げてあげたくなりますよね?
 

でもダメです!

インフルエンザに解熱剤は百害あって一利なしなので。
 

インフルエンザの発熱の原因は体の免疫がインフルエンザウイルスと戦うために体温を上げることで起こります。

そのため、解熱剤や冷えピタシートなどで熱を無理やり下げようとするとインフルエンザの治りが遅くなってしまいます。
 

さらに子供の場合、市販の解熱剤を使用することでインフルエンザの合併症を引き起こす原因になってしまう可能性もあります。
 

基本的にはインフルエンザのときは解熱剤は使わないようにしましょう。
 

ただし、インフルエンザの発熱中でも使える解熱剤もあり、医者によってはそういう薬を処方してくれる場合もありますのでその場合は使ってもいいです。

自己判断では使わないようにしましょう。

子供の熱がなかなか下がらないときはの対処法は?

では子供の熱がなかなか下がらないときにどう対処すればいいのか。

看病する親にできることはあまり多くありません。
 

  • 子供をゆっくり休ませる
  • こまめに水分補給させる

 

できることはこの2つだけです。
 

子供は高熱のときは熱だけでなく、全身の筋肉痛や関節痛、倦怠感に苦しんでいます。

咳や鼻水、のどの痛みなどの症状も伴うことが多いです。
 

インフルエンザと戦う子供は高熱を出して体力を消耗してしまうのでまずゆっくり休んで体力を回復することが重要です。

さらに熱を出してるときは汗をかいて体から水分が出ていってしまうので水分補給をたくさんする必要があります。

でなければ脱水症状になってしまう危険があります。

脱水症状に注意する!

子供の熱がなかなか下がらないときに一番注意したいのが脱水症状です。

大人と比べて体重に対する水分量が多い子供は脱水症状になりやすいです。
 

以下のような症状が見られたらすぐに水分補給をさせてください。
 

脱水症状の見分け方

  • 唇が乾燥している
  • 顔色が悪い
  • おしっこの回数が少ない
  • おしっこが黄色い
  • 脇汗や首汗が少ない
  • 手足が冷たい

 

熱があるときの水分補給としては薬局やスーパーで買える経口補水液がおすすめです。

子供が好きなジュースなどでも問題ないです。

少しずつたくさんの回数飲ませるといいでしょう。
 

脱水症状を防ぐためだけでなく、インフルエンザウイルスを体から排出してインフルエンザの治りを早めるためにもとにかく水分補給は大事です。

抗インフルエンザ薬の効果はそんなに期待できない

インフルエンザ特効薬として知られるタミフルやリレンザ、イナビルなどはインフルエンザに劇的な効果があるイメージがある人も多いと思います。
 

でもこれらの薬の効果はインフルエンザウイルスの増殖を抑えることだけです。

インフルエンザの症状を治してくれるわけではないのです。
 

抗インフルエンザ薬を発症から48時間以内に飲まないと効果がない理由は48時間経つとすでにウイルスが増殖してその数がピークに達してしまっているのでそこで増殖を抑えても意味がないからです。
 

とはいえきちんと48時間以内に飲めばウイルスの増殖を抑えられる分、症状が軽症で済み、熱が続く期間も1日短縮できます。

特にインフルエンザが重症化しやすい5歳以下の子供には抗インフルエンザ薬を使うことをおすすめします。
 

ただし5歳以下の子供はタミフルしか使えません。

タミフルの副作用の異常行動が怖い方もいるかもしれませんが、小児の場合、異常行動は薬を飲んでなくても出る場合があります。

それよりもタミフルを使わなかったときのインフルエンザ重症化のリスクの方が大きいので使うことをおすすめします。

まとめ

以上まとめると、アンケートの結果から

  • 子供のインフルエンザの熱は平均3日前後続く
  • 90%の人は2~5日以内に収まる
  • 子供のインフルエンザの高熱のピークの平均は39.5℃
  • 90%の人が38~40℃の間に収まる

ということがわかりました。
 

そしてインフルエンザに解熱剤は厳禁であり、抗インフルエンザ薬も体内のウイルス増殖を防ぐ効果しかないので発症から48時間以内に飲まないと意味がない。
 

熱を早く下げるにはインフルエンザの治りを早めるしかなく、そのためには

  • 水分補給
  • たくさん寝て体力を回復させること

が重要ということでした。
 

子供のインフルエンザは症状が重く、親として見ていててつらいものです。

でも熱がどれくらい続くのか、なかなか熱が下がらないときの対処法がわかったあなたは自信を持って子供のインフルエンザの看病ができるはずです。

頑張って親子で乗り切ってくださいね。

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