皮膚線維腫は部分的に皮膚の細胞が異常に増殖して腫瘍となる状態です。
特に痛みやかゆみはありませんが見た目が気になります。
そんな皮膚線維腫ができてしまい、皮膚科に行ったら手術で取ることとなり、切除手術を受けた体験を語ります。
Contents
わたしが皮膚線維腫になった原因
皮膚線維腫とは、部分的に皮膚細胞が異常に増殖して起こります。
原因は不明ですが、虫刺されや腫瘍性成長が原因により生じることもあるとされ、成人女性に多く見られる病気です。
若い女性に多く発症することから、ホルモンの可能性も指摘されていますが、確実なことはわかっていません。
私は、虫に刺された心当たりがありませんでした。
皮膚線維腫は良性の腫瘍なので、症状もほとんどなく、見える場所にできないと気付きにくい皮膚の病気です。
皮膚線維腫の症状や困ったエピソード
右肘の内側の部分に一つ点のような褐色のでき物がある事に気付き、虫刺されかと思っていました。
痒みはそれほどなかったのですが、2ヶ月ほどの間に少しずつ大きくなり、3mm程度に成長しました。
仕事中も見える度に気になって、集中できませんでした。
その中には硬いしこりのような感触があったので、腕を曲げるときにも違和感がありました。
自分の結婚式を半年後に控えていて、腕を出すドレスだったため治るか不安になり、すぐにかかりつけの皮膚科を受診しました。
手術で腫瘍は取れましたが、痕が残りました。
最初の1週間は、消毒とガーゼなどの取り替えが毎日ありました。
利き手を手術しているので、一人暮らしの私は、左手で消毒や交換をしなければならず、かなり苦戦していました。
手術痕は手術前の腫瘍より目立たない状況でしたが、消えたわけではないので、結婚式の時も周りの目が気になり、隠すような動作を取り続けていたので、落ち着かなかったです。
皮膚線維腫の治療方法として行ったこと
朝から受診し、切除手術しか治療方法はないと言われました。
手術を急ぐ必要のないレベルでしたが、自分の結婚式を半年後に控えていて、見える場所の腫瘍のため、手術痕を少しでも薄くしたかったので、すぐに手術をお願いしました。
医師の都合も良かったため、私の事情を汲んでくれ、その日のお昼に手術で切除することになりました。
診察終了時、麻酔を打つ時に痛みを軽減するための麻酔シールを患部に貼りました。
2時間後くらいに手術となり、診察室で横になって腫瘍の周辺に局所麻酔を4箇所打ちました。
麻酔は少し痛かったです。
特殊な器具で切除し、3針縫合しましたが、手術自体に痛みはありませんでした。
手術前と手術跡の患部の写真を1枚ずつ撮影し、すべて合わせても麻酔から15分程度で終わりました。
皮膚線維腫は良性の腫瘍ですが、他の悪性腫瘍との区別がつきにくいため、念のため病理検査に出しました。
手術後、病院で専門的に扱っている色素沈着の予防ができるシールと、お風呂に入る際に水から守るためのガーゼがついている大判シールを買い、処方された痛み止め・消毒薬・ガーゼを併用して毎日過ごしました。
私は、麻酔が切れた後は痒みと突っ張り感のようなものがありました。
痛みはなかったので、痛み止めは一度も使用しませんでした。
1週間後抜糸に行きましたが、痛みもなくあっという間に終わりました。
病理検査の結果も陰性だったので、通院は終了しました。
直径1cmの手術痕(メスの痕1本と縫合痕3本)は、半袖の服を着ている季節の間は、手術痕が紫外線による色素沈着を起こす可能性があるので、シールを貼り続けるように言われました。
私の場合は、もともとかかりつけの皮膚科(総合病院)だったこともあり、すぐに対応してもらえました。
通常の通院回数は、診察・手術・抜糸の最低3回は必要になる場合が多いと思います。
病院の方針や腫瘍の大きさや数などによっても異なるので医師と相談が必要です。
皮膚線維腫の治療の効果や費用について
症状はどれくらい改善したか?
手術で切除後、1週間は縫合部分が突っ張ったりしますが、3ヶ月程度で気にならなくなりました。
赤みのあった傷跡は徐々に薄くなり、12年経った今、手術痕は白く残っています。
でも、皮膚とそれほど違いがないため、近付かないとわからない程度です。
他の部位に再発もありません。
皮膚線維腫の治療にかかった日数
診察~抜糸までで8日間です。
皮膚線維腫の治療にかかった費用
手術日の医療費(診察・手術・病理検査)が18,000円程度、病院指定の保護シール・痛み止め・消毒液などで2,000円程度、抜糸は1,000円程度でした。
皮膚線維腫に悩んでる人へのアドバイス!
皮膚線維腫は見える部分や擦れやすい場所にできていると特に気になると思います。
放置しても問題はありませんが、早めの切除によって小さい傷跡で済むので、迷っている方がいたら大きくなる前に手術に踏み切ってほしいです。
手術と言っても簡単なもので痛みもほとんどありません。
日帰りの局所麻酔で行え、構える必要もありません。
特に女性は、腫瘍や手術痕のせいで患部が見えることに抵抗があると思います。
時間と共に手術痕は薄くなっていくので、心配せず治療を受けて欲しいです。
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