肌疾患

帯状疱疹は早めの治療が大事! 原因と症状、治療体験談!


帯状疱疹は一生に一回かかる可能性がある体の半身に帯状に湿疹ができる病気です。

皮膚の病気ですが、実は神経に後遺症が残る可能性があるので早めの治療だ重要です。

そんな帯状疱疹にかかってしまったときの治療体験を語ります。

わたしが帯状疱疹になった原因

帯状疱疹の原因は、水疱瘡にかかった時に体内に潜んでいたウイルスが、ストレスや疲労の際に活性化することです。

同僚が発症したのを聞いてはいましたが、まさか自分がという感じで、発症当時はとても意外でした。
 

疲れやすくはありストレスも感じていましたが、関節リウマチのため薬を飲んでいてもその頃はまだ免疫用製剤ではなく抗リウマチ剤であったため、かゆみが出る副作用はあっても帯状疱疹が出るほどではないと考えていました。

しかし自分が思っていた以上に精神的なストレスが強かったのか、体力的に体を冷やし夏バテの症状が出る時期ともかさなり、ウイルスがついに表面化したという感じです。
 

今思えば足に強い打撲を受け、長期間湿布を貼り続け治療中ということもあり、かぶれなどのアレルギー反応が出やすくなってもいました。

帯状疱疹の症状や困ったエピソード

まず、背中よりの腰の筋が酷く違えたように猛烈に痛くなり始めました。

この症状は、以前から1年半ごとに起きていました。
 

鎮痛剤を1か月半ほど飲み続けてなければならないキツイ痛みですが、整形外科を受診しても骨に異常はなく原因は不明のままでした。
 

痛みが発生する時期はほぼ決まっており、春は花粉症の症状が治まった後の6月、秋は気温が下がり夏バテの疲労感が出る10月頃です。

今年もまた痛くなったと鎮痛剤を飲み我慢していましたが、足に湿布を1か月ほど貼っていたこともあり身近に大きな貼るタイプの湿布剤があったことから、痛む腰に2~3枚貼っていたところ、湿布の形に四角く赤くかぶれてしまい、赤くなり痒みが出てきたことから使用を中止しました。
 

腰にかゆみが出た時点で、春ごろから手の甲も主婦湿疹が出ていたこともあって皮膚科を受診しましたが、この時点ではまだかゆみ止めの軟膏の処方でした。

腰のかぶれはやがてチクチクした痛みを伴うようになり、いくつか発疹も見られるようになりました。

痛いのと痒いのとで、鎮痛剤を1日3回では効き目が切れてしまうため、朝飲んだ薬が昼まで持たず出勤時はハラハラしました。

症状をWebで調べると帯状疱疹に間違いがないと思え、もう一度皮膚科を受診するべきと確信しましたが丁度週末で休診中のため、赤いかぶれが激しくなっていくのが怖かったです。

帯状疱疹の治療方法として行ったこと

帯状疱疹の治療法は確率されており、あまりに早期だと診断がつきませんが、はっきりと発症が確認された場合は、一刻も早く抗ウイルス薬を飲用する必要があります。

体内で活性化した帯状疱疹のウイルスは体の神経組織を損傷させるため、皮膚の炎症が治っても神経の損傷が回復せず痛みが長期間残る後遺症が残ってしまうためです。
 

この重要な事実は、私をはじめ多くの人が知らないことでもあり、症状を重症化させてしまう原因となっています。
 

抗ウイルス薬の投与は5日間と決まっています。
 

ゴロッとした大きい薬ですが、この薬の処方箋を持って皮膚科近くの調剤薬局に行くと、いつも混んでいる待合室がガラガラになりました。

乳幼児を抱えた若い母親や高齢者が多いのですが、クモの子を散らすようにサッとあたりからいなくなってしまったのが印象的です。
 

帯状疱疹は、水疱瘡にかかったことのある大人にはうつりませんが、まだ経験のない乳幼児や抵抗力の落ちた高齢者には伝染病みたいなものだということが、このことでよくわかりました。

発疹真っ盛りのまま職場に行くことをためらいましたが、先生曰く、うつりません!(キッパリ)ということで、症状が軽かったことや丁度休みと重なったことも幸いし、通常通りに勤務は可能でした。
 

抗ウィルルス薬が終わっても、発疹や赤いかぶれはまだ残っていたため、塗り薬の処方を受けました。

赤みや痒みなどは3週間ほどで収まりましたが、痛みは2か月ほど続きました。
 

鎮痛剤の処方はなく、普段飲み慣れている鎮痛剤を飲んだ方が良いとのことで、眠くならない成分と胃が荒れないタイプの市販薬を飲み続けました。
 

帯状疱疹の痛みは人によって様々ですが、注射器を20本束にまとめて刺されているような痛みと表現している人がいましたが、私の場合は軽かったらしく、薄いガーゼ越しに剣山を押し付けられているような感じでした。

血が出るような痛みではなかったものの、鎮痛剤なしでは日常生活がままならない痛さです。
 

腰の帯状疱疹の様子を見るべく、お風呂上りに背中側の腰を見ていてギョッとしました。

帯状疱疹が出た側の肩から腕の裏側、手の甲にかけて5cm位の幅となる茶色い発疹の帯の跡があったからです。
 

腕の裏側を走っていたことや、手の甲以外痒くも痛くもなかったことから、気が付かなかったのです。
 

しかしこちらの方の発疹の数ははるかに多く、驚きました。

つまり、秋に痛みを伴う帯状疱疹に先駆けて6月くらいから肩から腕に発症していたようでした。
 

これまでにも強い腰の痛みを複数回経験していたことから、発疹を伴わない帯状疱疹の症状もあるのでは思っています。

帯状疱疹の治療の効果や費用について

症状はどれくらい改善したか?

抗ウイルス薬を服用すると、腰の発疹が少なく比較的軽めだったこともあり、3日を過ぎるころから赤いかぶれや発疹の広がりが治まり落ち着いてきました。

5日目は、もう飲まなくても良いのではと思えるほどでした。

ステロイド剤の塗り薬は、塗った方が発疹患部の治りが早いです。

帯状疱疹の治療にかかった日数

投薬5日間、痒みや痛みが治まるまで2か月位です。

帯状疱疹の治療にかかった費用

抗ウイルス薬は高価で5日間で5,000~6,000円します。

その他受診費用、かゆみ・痛み止めのステロイド剤(800円・1500円位)です。

塗り薬のステロイド剤の強度は、弱・中・強の三段階のうち強の中の弱め位です。

帯状疱疹に悩んでる人へのアドバイス!

帯状疱疹は、一生に一度の発症と言われていますが、関節リウマチで免疫抑制剤を飲んでいる私にとっては、体調によっては今後何度でも起きる可能性がある症状です。
 

春花粉アレルギーが強かった時や、夏バテのある時など、帯状疱疹で損傷した神経があるあたりがビリビリうずくことがあります。

まるで生き物のようにその場所にウイルスが潜んでいるが如くです。
 

体を冷やさないように気をつけながら夏バテ対策を取った年は、そのうずき感だけ1週間ほど続いて収まるため、何とかやり過ごせるように共存しているような気がしています。

花粉症と夏バテは気をつけても避けがたいのですが、関連性がありそうなため、可能な限り回避した方が良いみたいです。

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