急な視力減退の原因は白内障だった!手術による治療体験談。


白内障は人間の目の中にある水晶体という組織がを構成しているタンパク質のクリスタリンが変性することによって、黄白色または白色に濁ることで発症する病気です。

歳を取ることにより発症するケースが最も多いですが、他にも先天性、外傷性、病気などによる代謝性、などの原因で発症する場合もあります。
 

またまれに白内障の治療後にん起こる後天性白内障と呼ばれる症状もあります。

私の場合は糖尿病を発症していたので、おそらくはこれが原因だと思われます。

白内障の症状

白内障が発症したと思われる頃は自覚症状もほとんどなく、たまに暗い所で周囲が白っぽくなり、あれ? と思う程度でした。
 

最初の自覚症状は視力の減退でした。

ただ年齢的に老眼になる人もいるので自分も衰えてきたのかな? と思っていました。
 

しかし、次第に周囲の景色が白っぽく見えて、だんだん遠くを見渡すことが出来なくなってしまいました。

最終的には感覚的にですが、5メートル先の物が全く見えなくなってしまって、まるで白い壁に囲まれているような気分でした。
 

視力も0.8から0.1以下まで降下してしまい、今まで見えていた細かいものが全く見えなくなりました。

また私の場合、なぜか眼鏡による矯正がうまく行かず、老眼鏡すらかけられない始末で、パソコンでなにかする時もブラウザの画面を拡大したり、文字の大きさを最大まで変更したリしていましなくてはならなくなっていました。
 

最終的には周囲の人に「あんたマジ?」と言われるくらいの大きい文字を50センチ程度の距離で見ないとダメなレベルにまでなりました。

車の運転もおっかなびっくりでしか出来なくなりましたし、この頃は治ると分かっていてもストレス満載でした。

白内障の治療方法として行ったこと

私の場合は濁った水晶体を取り除いて代わりに眼内レンズを入れる外科手術を行いました。
 

まず手術を決めてから手術日までは術部を清潔に保つために2種類の目薬を1日3回点眼することを指示され、毎日行いました。

そして手術の日、医者に行くと手術を受ける人が待機する部屋に通されました。
 

そして最初に改めて術部を清潔にする目薬を点眼されました。

それから15分ほど目薬が浸透するのを待ち、次に目の麻酔のための点眼薬を投与されました。

これもまた15分ほど浸透するための時間が取られて、最後にもう1種類麻酔用の点眼薬を目に入れました。
 

それからまた15分ほど経ち、血圧や体温などの状態を確認後、述部側の目にガーゼを当てられ(手術する目を間違わないようにするため)手術室へと案内されました。
 

手術室の真ん中に置かれている椅子状の手術台に座らされるとリクライニングを倒されて仰向けの状態にされました。
 

まず術部を綺麗に洗いました。

そしてそれが終わると顔に手術用のビニールっぽい布のようなものを掛けられました。

その布には術部の部分だけメスなどで破ることの出来る素材で出来た覗き穴のような感じの部分がありました。
 

そしてとどめの麻酔を眼球に直接注射しました。

痛いのかなと思いましたが、それまでの点眼薬が効いているのか、全く痛みは感じませんでした。
 

いよいよ手術の開始です。

まず最初に術部を見やすくするためにライトを目に当てるのですが、これが思っていた以上に眩しかったです。

痛みを感じてしまうレベルで先生に思わずちょっと待ってくれるようお願いしたくらいでした。
 

先生もおそらく苦笑いしていたでしょうが、それでも私を落ち着けることを言ってくれて、そのおかげで少し落ち着くことが出来ました。
 

それから手術が進行していったのですが、すぐ目のそばで色々行われているはずなのに、正直何が今起こっているのか、見て分からなかったです。

先生が、今目にメスを入れます、とか、今から水晶体を取り除きます、とか言ってくれるので、かろうじて進行具合が分かる、そんな感じでした。
 

レンズの入れ替えの時に見えなくなるのかな、とか手術前に漠然と思っていたのですが、全くなにも変わった感じはなく、気が付いたら新しいレンズに切り替わっていて、拍子抜けでした。

だいたい10分ほどで手術は完了し、こんなに簡単に終わるんだ、と驚きました。

白内障の治療の効果や費用について

症状はどれくらい改善したか?

手術後1日は眼帯を外さないよう指示を受けました。そして次の日に通院して眼帯を外してもらったら、これがびっくり、すごいはっきりと周囲が見えるじゃありませんか。

今まで白い壁状態だったのにこんなに色彩って鮮やかだっけ? と思うくらい綺麗に見えました。

逆に見えすぎて少し気分が悪くなったくらいです。

白内障の治療にかかった日数

手術してから経過を見てもらった日も入れると1月くらいで先生から大丈夫のお墨付きをもらいました。

白内障の治療にかかった費用

私は高額医療費限度額認定証を取得してから手術を受けたので、料金は限度額の上限の57,600円でした。

両目共行ったので、115,200円ですね。

白内障に悩んでる人へのアドバイス!

昔は白内障のことはソコヒと呼ばれていて失明する不治の病でしたが、今では普通に完治する病気なので怖くはないです。

白内障になってしまうとそれなりに生活に不都合な事が起こるので、出来ればならない方が良いとは思いますが、歳を取ることで発症してしまうケースが一番多い病気でもあるので、ある程度は発症するだろうと思っておいた方が、ショックは少ないと思います。
 

誰でもなるんだ、最悪手術すれば完治する病気なんだ、と心を落ち着かせて、楽な気持ちで治療に臨んでほしいですね。

あと手術は高額になるので、お金に余裕がない人は私のように高額医療費限度額認定証を取得してから治療を受けると安く済むと思います。

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