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子供が発熱したときの食事は?病気から早く抜け出すメニューを紹介!

熱を出した子供

子供が熱を出した時には、食事の用意でなるべく栄養補給してあげたいですね。
 

発熱中は食欲も下がるので、余計にメニューに悩むことも多いと思います。

今回は、子供が熱を出したときの食事の仕方やメニューの解説をいたします。

子供が熱を出したら食事は消化吸収に良いものを

豆腐

子供が熱を出した時は、消化の良い食事を心がけましょう。

消化の良い食材の代表はタンパク質です。

タンパク質でも、抵脂質のものが理想的です。
 

タンパク質で低脂質の消化のよい食材は

  • 豆腐
  • 納豆
  • 鶏の胸肉

などがおすすめです。
 

これらの食材には代謝に影響するビタミンB群が含まれています。

タンパク質でビタミンB群をとり、野菜からはβカロテン、ビタミンC、葉酸などをとるよう心がけましょう。

熱があっても元気で熱以外の症状がない時がありますね。
 

食欲があっても、熱で胃腸の働きが落ちている事があるので、体に負担をかけない消化の良いメニューにします。
 

熱があっても食欲がある場合は

  • 煮込みうどん
  • おかゆ
  • 茶碗蒸し
  • スープ

などのメニューがおすすめです。
 

食物繊維は消化に時間がかかるので、根菜など食物繊維を多く含む食材を使うときはじっくり煮込みましょう。
 

食欲が少し回復したときや、熱があって元気な時は、

  • バナナ
  • ヨーグルト
  • 果汁
  • ゼリー

などでこまめに栄養補給をしましょう。

熱があるときは食事より水分補給をメインに!

水分補給

発熱初期や、熱が上がっている時には食欲がなくなります。

発熱に伴う発汗による脱水症状に気をつけましょう。
 

十分な水分補給は、毒素の排出にも大切です。

無理に食べさせずに、電解質の水分を少しずつ与えるのが効果的です。
 

電解質は主に

電解質効果
ナトリウムイオン体の水分量や浸透圧の調節、神経の伝達、筋肉の収縮
カリウムイオン心神経の伝達や筋肉の収縮のほか、心臓の収縮機能
マグネシウムイオン筋肉の収縮、酵素の活性化
カルシウムイオン神経の伝達、筋肉の収縮、骨や歯などを作る、血液を固める
クロールイオン体の水分量の調節や浸透圧の調節、胃酸の分泌

 

等があります。
 

天然水などで発汗で失われたこれらのミネラルを補給しましょう。

またはコンビニやドラッグストアで変える経口補水液を飲ませるのもいいでしょう。
 

100mlの水に0.9gの塩を溶かしたものでも代用できます。

精製塩にはナトリウムしか含まれません。

なるべく海塩を使い、より多くのミネラルを補給するようにしましょう。
 

スポーツドリンクにもこれらのイオンは含まれていますが、砂糖が入っているため虫歯や食欲不振の原因になります。
 

また、湯冷ましやお茶などには電解質が含まれずに水分の吸収が悪いので避けましょう。

熱が出ている時や風邪の時に避けるメニューは?

風邪の症状が出ていても元気があったり、熱があっても食欲がある時は回復を促進するメニューにしましょう。

食べ物の消化に体力を使わないように油っこいもの、消化の悪い食材は避ける様にします。
 

消化の悪い食材には

食材消化に悪い原因
根菜植物繊維が多い
海藻植物繊維が多い
炭酸飲料砂糖の含有量が高く、食欲不振を招く
辛いもの発汗を即し、体力を奪う
脂身の多い肉消化に負担がかかる

 

などがあげられます。
 

調理法では

  • 揚げ物
  • 炒め物
  • 脂質の多いシチューやカレー
  • 大きく切った野菜

は消化に負担がかかります。
 

熱があるときの食事の調理に使う野菜や肉はなるべく小さく切りましょう。

また、油を極力使用せずに材料が柔らかくなるように調理しましょう。

子供が熱を出している時のおすすめレシピ

ゼリー

子供が熱を出しているときのおすすめのレシピをご紹介します。

◯簡単フルーツゼリー

材料

・100%フルーツジュース 500ml×2(1L)

・粉ゼラチン 5g×2

作り方

1.50cc(約大さじ3)を耐熱容器にいれ、ゼラチンをまんべんなくふりかけ5~10分おいてふやかす

2.600wのレンジで30秒温め、優しくかきまぜ、ゼラチンを溶かす

3.残りのジュースを少しずつ入れて同じ方向にゆっくり往復させ混ぜる

4.ジュース状のまま容器に移し冷蔵庫で冷やす
(参照:https://cookpad.com/recipe/1857198

◯鶏そぼろ雑炊

材料(2人分)

  • ごはん    1膳
  • 鶏そぼろ   50g
  • 卵       1個
  • ネギ      5cm
  • 人参      5cm
  • 出汁     300ml
  • 醤油     小さじ1/2

作り方

  1. ご飯はざるに入れて洗い、水気をきる
  2. ひき肉は酒を加えて菜箸で混ぜる
  3. にらは1cm幅に切る
  4. 鍋にデジルと醤油を煮立て、2をほぐし入れてアクを取り、1を加えてさっと煮る。にらを入れてひと混ぜし、溶き卵を細く流し入れ火を止める。

(参照:http://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00003208/index.html

◯れんこんと生姜の雑炊《回復時、のどの炎症》

材料

  • 米     35g
  • 鶏もも肉  半分
  • ねぎ    2cm
  • れんこん  15g
  • 生姜    少々
  • にんにく  少々
  • 酒     小さじ1
  • 海塩    少々
  • しょうゆ 小さじ1
  • 卵     1個

(仕上げ用)

  • かつお節   少々
  • 青ねぎ   お好みで
  • 焼き海苔  お好みで

作り方

  1. 鶏もも肉は食べやすい大きさに切る(唐揚げ用にカットしてあるものを購入すると簡単です)。ねぎは小口切り、生姜は細切りに、にんにくは包丁の背でつぶす。れんこんはすりおろす。
  2. 米をといで、水気をきり、炊飯器に酒、海塩、しょうゆを入れて軽く混ぜる。鶏もも肉と野菜を均等になるように入れ
  3. おかゆのラインまで水を入れて、おかゆモードで炊飯する
  4. 炊けたら溶き卵を回し入れて3分ほど蓋を閉めておく
  5. 卵が少し固まってきたら混ぜる
  6. 器に盛り、かつお節、焼き海苔(ちぎったもの)、青ねぎをお好みでちらす

参考したサイトは4人分だったので、1人前の分量にしました。

卵や割り切れない数字は少し上乗せしてあります。

(参考:https://www.d-healthcare.co.jp/column/eating170331/

高熱がある時は無理に食べないほうがいい!免疫学の観点から学ぶ事

免疫学の研究者である安保徹教授は、熱のあるときの食事は無理にしないほうがいいと提唱しています。
 

白血球の一つであるマクロファージをいう細胞は、食べたものの消化を担います。

マクロファージは免疫系の働きもします。
 

食べ物の消化や栄養処理にマクロファージが使われていると、ウイルスや細菌と戦う白血球の数が少なくなってしまうんですね。
 

高熱がある時には、多くの免疫系の細胞が感染源と戦っています。

マクロファージも病の根源と戦える様に、高熱時は食事を控えるべきでしょう。
 

私達の免疫力は空腹時に最も上がっています。

白血球はは貪食細胞といい、ウイルスや細菌を食べて殺菌しますが、体が満腹になると、白血球の食欲も半分になり、休憩してしまいます。
 

どんなに消化のよい、無農薬や有機栽培の食材を使っても、満腹だと免疫系の細胞がお休みモードになってしまうんですね。
 

発熱や風邪のひきはじめに食欲がなくなるのは、免疫系の細胞が活発になれるような作用です。

風邪のひきはじめや発熱で食欲がないときは、しっかり水分を取りましょう。
 

熱が下がって食欲が戻ってから、ゆっくり栄養補給を始めるのが体にもっとも負担がかからない治療の仕方です。

まとめ

子供が熱をだしてだるそうだと、なんとかしてあげたくなりますね。

発熱時は味覚、嗅覚が変わっているものです。
 

普段好きなものを作っても食べてくれない、と不安になることはありません。

子供が熱を出している時の食事には、低脂質で消化の良いものを用意してあげましょう。
 

無理に食べさせると嘔吐の原因になり、より体力を使ってしまいます。

食欲がない場合は、電解水で水分補給を忘れない様にしましょう。

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