インフルエンザ

子供のインフルエンザは初期症状がわかりにくい!見分け方は?


子供はインフルエンザにかかりやすいです。

でも子供のインフルエンザの症状って風邪と似てるからわかりにくいです。

この記事では、子供のインフルエンザの初期症状の見分け方について解説します。

子供のインフルエンザは初期症状がわかりにくい

よく言われることですが、子供のインフルエンザの初期症状はわかりにくいです。
 

風邪だと思ったらインフルエンザだったというケースが少なくないし、

「え? インフルだったの?」

と思うくらい症状が軽く済むことも多いです。
 

これはなぜなのでしょうか?
 

理由はいくつか考えられます。

  • 子供が予防接種を受けていることで症状が軽く済んでいる
  • インフルエンザA型よりも症状が風邪に似ているB型にかかっている
  • 子供がインフルエンザの症状を自覚していないため、頭痛や全身症状などの症状が出ていても本人が気づかない

こんなところでしょうか。
 

特に予防接種は子供の年齢が低い間は受けさせてる親が多いと思うのでこのケースが多いと思いますが、予防接種を受けるとインフルエンザの症状が弱くなることが多く、かかったとしても風邪と区別がつかないくらい軽く済むことがあります。
 

また、インフルエンザB型はA型の症状+消化器系の症状がありますが、風邪と変わらないほど症状が軽いことも多く、風邪と間違えやすいです。

インフルエンザA型とB型の症状の違いを両方かかった人に聞いてみた

また子供はインフルエンザの経験がないこともあり、頭痛や全身症状は大人なら経験しているからすぐに異変に気付くと思いますが、子供は気づかずただぼーっとしてたり、逆に熱でハイテンションになることもあるので気づきにくいです。

子供のインフルエンザの初期症状を見分ける方法

子供のインフルエンザの初期症状には以下のようなものがある。

  • 顔が赤い
  • 体が熱い
  • 症状が咳と鼻水のみ
  • 微熱のみ
  • 頭が痛いと訴える
  • 熱で変にテンションが高い
  • 悪寒で顔色が悪く手足が冷たい

特に症状が咳と鼻水のみだったり、微熱のみだったりすると風邪と間違えやすいです。
 

また微熱のときに注意したいのが解熱剤を与えないこと。

通常の風邪ならば解熱剤を使用しても問題ないですが、インフルエンザに解熱剤を使用するとインフルエンザ脳症という、恐ろしい病気を誘発する可能性があるのでインフルエンザの疑いがあるときは絶対に解熱剤を与えないようにしましょう。
 

ちなみにそもそも風邪で熱が出た程度で解熱剤は使わない方がいいです。

熱は体がウイルスと闘ってる証拠であり、ウイルスを倒すために熱が上がってるのです。
 

それを無理やり下げてしまうと風邪の治りが遅くなります。
 

ただ熱があまりに高い状態が続くと体力を消耗しすぎて危険になる場合もあるので絶対ではないですが、そういう場合も医者の指示を仰いだ方が確実です。
 

いずれにせよ、万が一インフルエンザかもしれないときに解熱剤を使うことだけは絶対にやめましょう。
 

また、わかりやすいのは顔色だと思います。

熱が出て赤くなってるか、逆に悪寒がして青くなってるか。
 

インフルエンザの初期症状で一番顕著なのが急な発熱です。

で、急な発熱があると体温を上げるために初期段階で悪寒がして体は熱いのに寒く感じることがあります。
 

だから熱で顔が赤くなっていないか、悪寒がして顔色が悪くなっていないかで見分けるのが一番簡単。
 

また熱があるときにぐったりするタイプとテンション上がるタイプと真逆の行動をする子供がいるのでこれもわかりにくいですが、普段と様子が違うなと思ったら熱を測ってみるといいでしょう。

インフルエンザの初期症状が出てから病院に検査に行くタイミング

インフルエンザかもしれなくて熱が出たらすぐに病院に行きたくなるかもしれないけどちょっと待ってください。

実は病院がインフルエンザの検査に使う「迅速診断キット」という鼻の粘膜を採取してインフルエンザウイルスを感知する方法の精度に問題があります。
 

何が問題化というとインフルエンザが発症してから12時間以内だと陽性反応が出にくいのです。
 

なぜ陽性反応が出にくいかというとインフルエンザウイルスの数が少ないとキットがちゃんと反応せず、陰性になってしまうからです。

だからある程度ウイルスが増えた12時間後の方が陽性反応が出やすいです。
 

一番困るのが病院に行ったら陰性と診断されて帰宅後、熱が下がらず次の日また病院に行ったら今度は陽性だったというパターン。

検査結果がインフルエンザ陰性だったから風邪だと思って自宅療養したら家族みんなにインフルエンザ移っちゃったとか・・・。
 

こうならないためには熱が出てから12時間待ってから病院に行った方がいいです。
 

ただし、タミフルなどの抗インフルエンザ薬が効くのはインフルエンザ発症から48時間以内。

遅すぎてもだめです。
 

このタイミングが遅れるのがどうしても嫌なら医者に頼んで陰性でもタミフルを処方してもらうという方法もあります。
 

タミフルはインフルエンザの予防効果もあり、予防のために親にもタミフルを処方してくれる病院があります。

だから必ずしもインフルエンザ陽性じゃなくても頼めば処方してもらえる可能性が高いです。
 

ただタミフルを予防投与用として処方された場合、保険が効かないのが痛いです。

といってもタミフルはそこまで高額ではなく、カプセル10個で3000円以下ですが。
 

保険を効かせるためにはやはり発熱してから12時間後に行くのがベターでしょう。

まとめ

以上まとめると

子供のインフルエンザの初期症状は風邪と似ていたり、症状が軽い場合が多く、わかりにくい
子供のインフルエンザの初期症状を見分けるには発熱による顔の赤みや悪寒による顔色の変化を見るのがわかりやすい
検査キットの性能の問題で初期症状が出てから12時間経ってから病院に行った方がいい

ということでした。
 

ちなみに子供のインフルエンザは軽症で済むことも多いですが重症化すると非常に危険です。

また異常行動の可能性もあるので看病する親は気を付けてくださいね。
 

こちらの記事もおすすめです。

スポンサーリンク