親知らずを抜歯したあとは痛み止めが必要になります。
ロキソニンですね。
ロキソニンの用法は1日3錠までですが、3錠じゃ足りない人が多いと思います。
実際、ロキソニンは1日3錠以上飲んでも大丈夫なんでしょうか?
Contents
ロキソニンの用法・用量は1回1錠、1日3錠まで!でも効果は4~6時間!
まずはロキソニンという薬について解説します。
ロキソニンの用法・用量
私が大学病院で処方してもらったロキソニンプロフェン錠60㎎の用法・用量は
1回 1錠
用量 3錠 x 6日分
でした。
ロキソニンをもらうときに薬局で薬剤師から説明がありましたが
ロキソニンは1日3回まで。
それ以上飲むのはよくないとのことです。
ロキソニンは効果は強いけど効果時間は短い!
でもそのロキソニンの効果は6時間で切れます。
効果が出始めるのは15分~30分後からです。
ロキソニンの効果のピークは服用してから30分後くらいでそこからどんどん効果が落ちていくので、痛みが強いときは2~4時間程度で切れます。
ロキソニンの痛みを止める効果はすばらしいんですけど効果時間が短いのは欠点ですね!
4時間で効果が切れるとなると24時間で6回飲む必要があるのでロキソニンの用量の1日3錠までを大幅にオーバーしてしまう計算です。
ロキソニンの用法・用量の1日3錠って、本気で痛みが強い人にはあまり現実的ではない気がしますね。
私の場合、歯肉を切り開いて骨を削って、30分くらいかけて親知らずを抜歯したんですが、痛みが強烈すぎて4~5時間に1回はロキソニンを飲まずにはいられない状態でした。
飲んでから3時間後くらいには痛みが復活し出して4時間後くらいにはロキソニン飲まないときついぐらいになる感じでしたね。
1日3回までだと8時間に1錠ペースですが、そんなの無理でした^^;
寝る前に飲んでも夜中の2時くらいに痛みで目が覚めてロキソニン飲みましたからね。
で、私は親知らず抜歯当日~3日目くらいまで用法を超えてロキソニンを1日5錠ペースで飲んでましたが、特に副作用とかはなく平気でした。
でも副作用は個人差があるので基本的には薬の用法・用量を守るべきです。
ちなみにネットで調べるとロキソニンは1回2錠まで飲めるそうで、痛みが強くて1錠じゃ効かない場合は2錠飲んでもいいとか。
でも効果は4~6時間しか持たないので1回で2錠飲んだら1日10錠くらい必要になるので用法・用量を大きくオーバーしてしまいますね。
また服用間隔は最低4時間、できれば6時間以上開けた方がいいとのことです。
ロキソニンの副作用は?
ロキソニンの副作用は主に胃を荒らすことですが、処方箋を見るとかなりいろんな副作用が出る可能性があるようです。
なので胃が弱い人とか、腸が弱い人とかは注意が必要です。
実際、 胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、心臓病がある人は服用できず、別の薬を処方されます。
ロキソニンには炎症を引き起こす「プロスタグランジン」という物質の生成を抑える働きがあります。
でもこの「プロスタグランジン」は胃腸の粘膜を保護する働きもあるため、ロキソニンを飲むと胃腸が荒れやすくなってしまうのです。
また、厚生労働省は2016年3月に、ロキソニンの重大な副作用の項目に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追加する指示を出しました。
可能性としては非常にまれですが、ロキソニンには腸閉塞という重大な副作用の恐れもあるのです。
ちなみに処方箋に書いてる注意事項
- 動悸
- 冷や汗
- 顔面蒼白
- 呼吸困難
- 蕁麻疹
- 倦怠感
- 脱力感
- 顔やまぶたの腫れ
- 顔や体が赤くなる
- 発熱
- 喉が痛い
- 皮膚や白目が黄色くなる
- 腹痛
- 吐き気
- 目の充血
- 口内炎
- 尿が赤くなる
- 便に血が混ざる
- 食欲不振
- 頭痛
- 息切れ
などの症状が出たらすぐに医師にお知らせてくださいと書いてあります。
親知らずの抜歯直後に1日3錠以上飲んでる人はたくさんいる!
しかしいくらロキソニンに副作用があって1日3錠までと決められていても痛みに耐えられない以上、飲むしかありません。
で、私自身も親知らずの抜歯の翌日、痛みに耐えられずロキソニンを1日に5錠飲みました。
実際、親知らずを抜歯した人の体験談を見てもロキソニンを1日3錠以上飲んでる人は結構いるようです。
親知らず抜歯後の痛みはいつまで続く?どれくらい痛い? 30人に聞いてみた。
正直歯肉を切り開いて抜歯した場合、抜歯当日~3日目くらいまでは4~5時間に1錠=1日5,6錠、頑張って6時間に1錠=1日4錠飲まないときついです。
で、私は親知らず抜歯した翌日に消毒のために歯医者に行ったんですが、そのときにロキソニンを4~5時間に1個ペースで飲んでることを先生に話しました。
そしたら「ロキソニンはそのペースで飲むと胃がやられる可能性があるから別の薬を出しますね」と言われてロキソニンよりも副作用が弱いカロナール錠という薬を処方されました。
このカロナール錠はロキソニンをマイルドにした感じの薬だそうで、ロキソニンほどの即効性はないけど副作用が弱いので1日3錠以上飲んでも大丈夫だとか。
でもそのあと薬局で薬剤師から説明があったんですが、このカロリーナ錠も用法・用量は1日3錠まで。
「3錠以上飲んでいいですか?」と聞いたら「ダメです」と言われました。
でも「医者がいいって言ったんですけど」って言ったら「ロキソニンを3錠以上飲むよりはマシです」と言われました。
まぁ薬剤師は立場上用法・用量を守るように言うのが仕事なのでそう言うしかないのでしょうね。
ってことで親知らずの抜歯後とか手術のあとみたいに痛みが激しくて痛み止めが1日3錠以上必要なときは医者に相談してロキソニンよりも胃を荒らす副作用の弱い痛み止めを処方してもらうのがベストでしょう。
ロキソニンを飲むときは空腹状態で飲まない!
ロキソニン、他痛み止めの薬は食後に飲むことを推奨されています。
そして副作用は胃が荒れることです。
つまり、空腹状態で飲むのが一番よくないです。
親知らずを抜いた後はなかなか普通の食事ができませんが、ロキソニンを飲む前はできる限り何か食べた方がいいです。
ゼリーでも、ヨーグルトでもいいので。
どうしても何も食べれない場合は牛乳を飲むと胃に膜を張れるので胃の荒れ方がマシになります。
あとは胃薬を一緒に飲むのもありです。
また薬剤師の方も言ってましたが飲むときに水を多めに飲むことをおすすめします。
ちなみに私は親知らず抜歯当日は何も食べずにロキソニンだけ飲んじゃってましたが平気でした。
20代で健康だったこともあるかもしれませんが、万が一胃に穴が空いたら大変ですので、基本的には何か食べてから飲みましょう。
まとめ
- ロキソニンは用法・用量にしたがえば1日3錠までしか飲んではいけない
- ロキソニンを1日3錠以上飲みたい場合は医者に相談して副作用の弱い薬に変えてもらうのがおすすめ
- ロキソニンは胃を荒らすので空腹で飲んではいけない
ロキソニンは用法・用量が1日3錠までと決められている薬ですが効果時間が短いのでどうしても1日3錠じゃ足りないケースが多いと思います。
そういう場合はまず医者に相談して1日3錠以上飲める薬に変えてもらうのがベストですが、医者に行けない場合にロキソニンを4錠以上飲むかは自己判断になりますね。
痛みに耐えるかロキソニンの1日の許容量を超えて飲むか。
副作用は胃が荒れることなので胃腸に自信のない人はやめておいた方がいいでしょう。
4錠以上飲むことを選ぶ場合は胃が荒れないように胃に食べ物を入れてから飲んだり、胃薬を一緒に飲んだりすることをオススメします。
それで万が一胃腸に違和感を感じたらすぐに医師に相談しましょう。
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