内臓疾患

食後にみぞおちに激痛が走る胆石症の症状とは?手術治療体験談!


胆石症とは、胆のうや胆管にコレステロールや色素系結成による石ができて、食後にみぞおちの辺りに激しい痛みを伴う病気です。

胆石症になるとご飯を食べるのが怖くなって食べれなくなることもあります。

そんな胆石症ですが、今は手術で石を取り除く治療法が一般的で取れば治ります。
 

しかし手術が一般的じゃなかった時代に生まれた私は約15年間胆石症と付き合い続け、最近やっと手術により胆石症から解放されました。

そのときの症状や治療までの過程をお話しします。

わたしが胆石症になった原因

私は肉食や刺身などほとんど口にしない家庭で育ちました。

和食の野菜を煮た献立が多く、あるいは両親の都合によるレトルトです。

給食で育ったようなところもあります。
 

成人して就職すると、そこはもう外食の世界でした。

多忙な会社に勤務していたため、朝食以外は全て外食やほか弁で済ませていました。
 

ほか弁が画期的であった時代、コンビニの弁当類に魅力的なメニューや健康に配慮した物はとても少なかったです。

しかし自分のお金で好きな物を、興味のまま食べられる面白さに満足していました。
 

ところが、突然肉食をし始めカロリーの高い食事内容の変化に、体はついていかなかったようです。 

胆石症の症状や困ったエピソード

最初は長引く胃のもたれのような不快感が、ある日突然脂汗で全身ぐっしょりとなってしまうほどの激痛を感じました。

みぞおちから肩の付け根にかけて刺し貫かれる様な激痛です。
 

救急車を呼ぶくらいの痛みなはずですが、生理痛が重かった私はこの痛みに耐えてしまいました。
 

最初の胆石発作はそれほど大きなものではなかったようです。

仕事がひと段落した折に受診したところ、胃潰瘍や子宮筋腫を疑われ検査を受けましたが異常はなく、結局2度目か3度目の胆石発作で正確な診断がつきました。
 

その頃には、自分でも書店で病気別の書籍を立ち読みし、痛みの起き方が一致していたことからたぶん胆石ではないだろうかとは思っていました。
 

再受診時は胆嚢炎も起こしており、とても具合が悪かったです。

ご飯茶碗に1/3杯食べるのがやっとでした。
 

胆石を溶かす薬でいったん症状が落ち着いたことから、それから延々15年余りお腹に常に爆弾を抱えている状態で過ごすことになりました。

少しでも脂質を多く含む食品を食べると、消化の際胆汁が出て胆嚢内の石が動くため、痛みが出てしまうのです。
 

そのため15年余りの間、揚げ物ははもちろんファーストフード、生クリームを使ったケーキ類など一切食べられませんでした。

同僚と一緒に外食する際、食べられない物がたくさんあって困りました。

胆石症の治療方法として行ったこと

最初はウルソ酸という、昔からある熊の胃の漢方薬と同成分という薬(錠剤)で、胆石を溶かしていましたが、だんだん通院が億劫になり薬を飲むのを辞めていたところ胆石症が悪化していきました。
 

胆石発作の際の痛みは物凄いので、なぜこんなに長い間痛みに耐えられたのか内科で不思議がられましたが、民間薬である薬草の煎じ薬や温湿布がなかなか効き目があったからです。

私の胆石のタイプが、コルステロール系の結石ではなく、昔の日本人にありがちな色素系結成だったことにもよります。
 

痛みが出る間隔も、年1回から2か月に1回くらいとなり、それこそ爆弾をかかえているようになり、ある日出勤時に痛みが出てしまったことから、これ以上我慢しているのは良くないと病院へ行くことにしました。
 

このころには、あまりにも長く胆石痛と付き合いすぎて、かなり異常な状態であることにあまり気にしていませんでした。

むしろ、(量が食べられず)痩せていくため、体は軽く、服は格好良く着られるため、テンション高めなくらいでした。
 

その時はウルソ酸を再開するつもりで受診したのですが、その頃にはもう、内視鏡による胆嚢の摘出手術はポピュラーとなっており、胆石症の治療法は外科手術による「胆嚢摘出」という治療法が主流となっていたため、内科受診後すぐに外科にまわされ手術することになってしまいました。
 

胆嚢は腫瘍やがんがあっても自覚症状が乏しく、検査でも発見しにくい臓器であり、それこそ手術で開いてみない限りはわからないのだそうです。

本人が異常を感じた頃では既に手遅れとなっているケースが多いだけに、既に胆石の痛みで食が細くなっていた私は、その時の体重は35kgで当確と思われても仕方ありませんでした。
 

やけに本格的な検査が進むにつれ、周囲の若い看護師や検査技師たちの様子が神妙な感じになってくるのですが、何事もなかった今だからそのように思えるのを感謝しなければなりません。

胆石症の治療の効果や費用について

症状はどれくらい改善したか?

体にメスが入るのは、想像以上にダメージを受け、半年~8か月くらいは精神的にも絶不調でしたが、その後どんどん元気になりました。
 

1年半くらいは不調を抱えていましたが、やがて良くなりました。

顔色は、手術後2週間後でも以前よりずっと良かったそうです。

胆石症の治療にかかった日数

入院10日間ほど、通院1週間ほどで治療は完了し、あっけないくらいです。

胆石症の治療にかかった費用

入院と検査費用を含めると23万くらいです。

胆石症に悩んでる人へのアドバイス!

手術は怖いのですが、胆石症は突然の激しい痛みで救急搬送されたら即手術、受診でも予約して2、3か月後には手術となる場合が多いため、この病気にかかったら諦めて入院の準備をしておいた方が良いです。

女性の場合、パジャマや下着類、ガウンなどです。
 

帰宅すると家事をしなければならず、料理や掃除の際の前屈脂性が苦しいため、あらかじめ家の中は大掃除しておくくらいが後で楽です。

もし、まだ手術せずに済むのなら、民間薬の薬草茶やその温湿布でもすればそれなりに効き目はあります。

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